今、分断が進む都市と地方は、双方が課題を抱えています。
都市では、一極集中による過密の問題や、生きるリアリティの喪失が見られます。地方には、過疎や高齢化による「地域の担い手」の減少といった課題があります。
代表の高橋は、東日本大震災直後の被災地で、それまで交わることのなかった都市の消費者と地方の生産者が出会い、関係性を深めていく様子を目にしました。両者がつながることで、生産者は農業や漁業の価値を直接伝えることができ、消費者は都市生活では得にくい「やりがい」を得られました。つまり、都市と地方の抱える課題は、分断を乗り越えることで解決に近づいたのです。
被災地で生まれた関係性を、全国各地で平時から再現すること。それはすなわち、「関係人口」を創出することです。都市と地方をかきまぜ、生産者と消費者をつなぐことで「関係人口」が拡大すれば、双方の抱える課題は解決へと向かうはずです。