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関係人口創出や地域資源活用に取り組む事業者を表彰する 「雨風太陽アワード2025」の受賞者を発表 〜社会的、経済的インパクトを創出している7県8名の事業者を表彰〜
2025.10.23

「都市と地方をかきまぜる」をミッションとする株式会社雨風太陽(本社:岩手県花巻市、代表取締役社長:高橋 博之、証券コード:5616、以下「当社」)は、当社が運営する産直EC「ポケットマルシェ」、旅行予約サイト「STAY JAPAN」、地方留学プログラム「ポケマルおやこ地方留学」などのサービスで活躍する事業者を表彰する「雨風太陽アワード 2025」の受賞者を発表しました。年度テーマを「関係人口創出」、自由テーマを「地域資源活用」とし、社会的、経済的インパクトを創出する取り組みを募集し、7県から8名の事業者が受賞しました。

 

【雨風太陽アワードとは】
本アワードは、産直EC「ポケットマルシェ」、旅行予約サイト「STAY JAPAN」、地方留学プログラム「ポケマルおやこ地方留学」などのサービスで活躍する事業者のみなさんを、取り組みの新規性や独自性、社会的、経済的インパクトの大きさを踏まえて表彰するものです。本アワードを通じて事業者のみなさまの取り組みを「見える化」し発信することで、消費者の理解や関心を高めるとともに、自分ごととして関わっていただくきっかけを生み出したいと考えています。2025年10月22日(水)に開催したイベント「地域資源が観光名所を超えるとき」の中で表彰式を行いました。

◆ 年度テーマ「関係人口創出」部門

体験プログラムの企画・運営、移住体験ツアーの企画・運営、 宿泊施設・農泊施設の運営、ワーケーションや二地域居住の受け入れ等、宿泊サービスや体験受入を通じて人流を生み出す活動を表彰しました。

 

◆ 自由テーマ「地域資源活用」部門

六次産業化、地域資源を生かした商品開発・ブランド化、地域の産品を使った飲食店の運営、コワーキングスペース等の交流施設の運営等、地域資源を活かして経済的・社会的インパクトを創出する活動を表彰しました。

 

【受賞生産者について】

下記の審査項目で当社内にて審査を行い、計8名の事業者が受賞にいたりました。

 

<審査項目>

・取り組みの新規性、独自性

・取り組みがもたらす社会的、経済的インパクトの大きさ

 

◆ 年度テーマ

藤谷 周平さん|birch株式会社(北海道八雲町)

https://pekolela.com

廃校小学校をリノベーションした「ペコレラ学舎」を拠点に宿泊施設・キャンプ場運営と「ポケマルおやこ地方留学」の受入を実施。2021年の立ち上げ当初から関係人口の創出を目的として、国内外から積極的にボランティアや学生実習を受け入れ。2022年からは3年前からワーケーション誘致事業にも取り組み、個人客だけでなく、団体や企業の受入も増加。産業体験を通じ、八雲町の祭りプロジェクトへの参画など関係人口創出に寄与するとともに、地域生産者との連携によるリアルな体験学習の提供を行っている。

 

佐藤 綾野さん|山竹商店(静岡県沼津市)

https://poke-m.com/producers/149607

沼津市戸田から関係人口を創出。ポケマルでの「魚ガチャ!おかず」等の販売をきっかけに深海魚への興味関心を持つ人が増え、「深海魚の聖地はどんなところか?」「戸田に行ってみたい」という声が増加。深海魚や未利用魚を通じた都市部消費者とのオンライン交流から関係人口が生まれている。底曳網漁体験・船上クルーズ・ゲストハウスによる観光体験を進行中。底曳網漁と観光業の漁師の“二刀流”を目指し、持続可能な関係人口創出にも取り組んでいる。

 

取釜 宏行さん|一般社団法人まなびのみなと(広島県大崎上島町)

https://manabinominato.or.jp/   

「参加者の関係人口化」をゴールとし、ポケマルおやこ地方留学の瀬戸内地域受け入れ拠点として、大崎上島の生産者と連携し、島ならではの海洋アクティビティと暮らし体験を提供。2025年夏のプログラムでは全地域の中で参加枠が最速完売。アクティビティを経験するだけにとどまらず、そこから「どのような学びをつくっていくのか」という視点に立って発表会を構成することで、リピーターからも高い評価を獲得。サービスを与える側とサービスを受け取る側の関係性ではない、まさしく親戚のような関係性を構築。

 

清野 玲子さん|とさレモンの会(高知県いの町)

https://stayjapan.com/area/kochi/agawa/pr/14896 

 

持続可能な農法でレモンを栽培する高知県農家を支援するCSAプロジェクト「とさレモンプロジェクト」を実施。2022年の初の定植時に11名だった栽培者は、2024年春の時点で26名、合計150本の苗を新たに定植。会員制で県内外のサポーターを農家とつなぎ、2025年からは、STAY JAPAN登録の古民家ゲストハウスを拠点として、東京のとさレモンプロ会員を案内した農泊ツアーや援農体験を通じて“遠い親戚”のような継続的関係を構築。レモンの収量を闇雲に増やすのではなく、レモンをきっかけにした関係人口づくりに力を入れる方針。

 

冨森 識弘さん|Tomimori Citrus Garden(熊本県水俣市)

https://poke-m.com/producers/706335  

後継者不在の果樹園を引き継ぎ、単身で就農。繁忙期の人手不足解消のため、全国からボランティアや学生を受け入れ、延べ30名が滞在。農作業の体験者は、6割以上がリピーターとして水俣を再訪。水俣の中山間地の維持保全に寄与。交流を深めるためゲストハウスも開設し、農作業関係者や一般客を受け入れる仕組みを構築。半農半Xで農業や地方に気軽に携われる場をつくる。地域資源を活かした担い手確保と関係人口創出を実践。

 

瀬川 知香さん|暮らしの宿 福のや(鹿児島県南九州市)

https://stayjapan.com/area/kagoshima/minamikyushu/pr/12145

 鹿児島県南九州市頴娃町にて、農村体験プログラム「畑旅」や空き家活用の農泊施設運営、農産加工品の開発・販売を通じ、農家所得向上と地域活性化を図っている。農村体験プログラム「畑旅」の企画運営、空き家を活用した農泊施設の運営、またそれらに係る人材育成を実施。農業×観光×空き家の組み合わせで、頴娃町ならではの旅の形を提案し、受け入れる側も無理のない持続可能な農村観光に取り組む。また、講師を務めた農家民宿開業セミナー受講者の中から新規開業者が生まれ、農村観光の底上げにも貢献。

 

◆ 自由テーマ

八木澤 裕史さん|日光八木澤ファーム(栃木県日光市)

https://poke-m.com/producers/21558 

古民家を購入し、リフォームの上、飲食店と民泊を運営。都市部や海外からの来訪者を受け入れる拠点を形成。飲食店では70代の高齢者が中心となり切り盛りをしており、生き生きと働ける場所と、その活躍機会を創出。美しい景観が楽しめるロケーションと、魅力ある郷土食を提供することで、宿泊客が「ただいま」と帰れる場所を目指す。その結果、インバウンド宿泊客も徐々に増加。今後も、宿泊客と地元の方が交流出来るような場所を計画中。

 

大角 昌巳さん|株式会社しあわせ野菜畑(静岡県掛川市)

https://poke-m.com/producers/166636 

静岡県掛川市で、有機農業を軸に地域の学びと交流を育む「かけがわ農業クラブ」を運営している。中学生や市民が野菜栽培を体験し、障がい者就労支援やこども食堂への野菜提供も実施。掛川市では2026年8月から中学校の部活動が廃止され、地域クラブへと移行するため、運動クラブ以外の活動の柱としても期待されている。有機的市民農園の講師は農業高校教員や市民農園の利用者が務めており、ここで学んだ中学生が、高校生・大学生、さらには運営スタッフとして関わり続けていくことを目指す。持続可能な農業と地域参画を通じ、世代を超えた関係人口の創出を目指す取り組み。

 

【背景】

「都市と地方をかきまぜる」をミッションに掲げる当社では、関係人口が都市に「地方や自然と関わる豊かな暮らし」をもたらし、地方には「都市から多様な人が訪れることで持続可能な地域」となることを目指し、産直EC「ポケットマルシェ」や「ポケマルおやこ地方留学」など、関係人口の創出につながる事業を展開しています。2025年4月には旅行予約サイト「STAY JAPAN」の運営を開始し、サービスの幅をさらに広げてきました。

 

これまで当社では、産直EC「ポケットマルシェ」に登録する「社会課題の解決に挑む生産者」を表彰する『ポケマルチャレンジャーアワード』を開催してきましたが、対象がポケットマルシェの生産者に限られていました。そこで今年度は応募者の対象を拡大し、『雨風太陽アワード』として開催する運びとなり、10月22日(水)に開催した「地域資源が観光名所を超えるとき」と題したイベントの中で授賞式を開催しました。

 

当社では今後も、全国各地の事業者の取り組みを可視化し広く発信することで、消費者の理解を深め、自ら関わるきっかけを創出していきます。

 

【会社概要】
「都市と地方をかきまぜる」をミッションとし、「都市と地方」「生産者と消費者」「人間と自然」など、両者の間にある「分断」をつなぎ、かきまぜ、その境目をなくすこと。そして、生かし、生かされあう関係を実感することで、感謝や喜びを感じられる社会を作ることを目指しています。

 

会社名: 株式会社雨風太陽

代表者名: 高橋博之

所在地: 岩手県花巻市大通一丁目1番43-2 花巻駅構内

東京オフィス: 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-26-5 金子ビル3F

事業内容:

・食品事業:産直アプリ「ポケットマルシェ」、ふるさと納税プラットフォーム「ポケマルふるさと納税」等

・旅行事業:宿泊予約サイト「STAY JAPAN」、子ども向け企画旅行「ポケマルおやこ地方留学」等

・地方婚活支援事業:結婚相談所「ちほ婚!」

・自治体事業:関係人口創出、販路拡大等の自治体支援サービス

・インパクト共創事業:インパクト共創に関するサービス

URL:https://ame-kaze-taiyo.jp/

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