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ポケットマルシェ登録生産者の豪雨被害の状況およびポケットマルシェの対応について
2020.07.09
  • リリース

全国の農家や漁師などの生産者と消費者を直接繋ぐアプリ「ポケットマルシェ」を運営する株式会社ポケットマルシェ(本社:岩手県花巻市、代表取締役:高橋 博之、以下 「ポケットマルシェ」)は、九州地方をはじめとして各地に被害をもたらしている令和2年7月豪雨を受け、ポケットマルシェ登録生産者へのアンケートを実施し被害状況の把握に努めるとともに、被災した生産者が出品時に使用できる「#豪雨被害で困っています」タグをサービス内に設けました。

 

 

令和2年7月豪雨の被害にあわれた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

 

【ポケットマルシェ登録生産者の被害状況】

2020年7月6日(月)より、ポケットマルシェ登録生産者2,962名にウェブ上でアンケートを実施し、令和2年7月豪雨による被害状況を確認しております。7月9日(木)現在、49名の方より回答をいただいております。

 

<生産・出荷に関わる被害状況>
◆ 集計結果
被害あり・・・6名
(内訳)
福岡県・・・2名
熊本県・・・2名
佐賀県・・・1名
福島県・・・1名
被害なし・・・24名
被害状況不明・・・19名

 

アンケートへの回答以外にも、多数の生産者から被害の全貌がまだわからないという声をいただいています。詳しい状況がわかり次第、都度情報を発信してまいります。

 

◆ 具体的な被害状況
生産に関わる被害

  • トマトのハウスが水没し、トマトが全滅した(熊本県玉名市)
  • 畝上冠水で、現在萌芽しているアスパラは全て廃棄(福岡県三瀦郡大木町)
  • 大量の雨により根腐れが発生。キャベツの畑は冠水している部分があり、収穫ができず、割れてきている。 また、トマトの葉カビが深刻な状況(福島県須賀川市)
  • カボチャやズッキーニが受粉できず、結実しないため出荷できない。菊芋は徐々に水害で枯れている(福岡県築上郡築上町)

 

出荷に関わる被害

  • 収穫はできているが、鳥栖、久留米辺りの物流拠点が麻痺し、ストップもしくは遅れると聞いている。そのため、配送に困っている(佐賀県藤津郡太良町)
  • 収穫はできるものの、出荷が困難(熊本県球磨郡あさぎり町)

 

【ポケットマルシェの対応】

上記のアンケートに加え、豪雨被害にあわれた生産者より、フードロスが発生しそうだという状況を伺っています。

 

  • 取引先が被害にあってしまい魚の出荷がキャンセルになった(熊本県阿蘇郡高森町)
  • 収穫はできるが、直売所の休業等によりトマトの在庫が増えそう(福岡県筑後市)
  • ジュースを近隣の飲食店や取引先に卸しているが、コロナ禍に加えて今回の豪雨で、取り扱ってもらえる状況にない(熊本県水俣市)

 

そこで、7月7日(火)よりサービス内に「#豪雨被害で困っています」タグを用意し、被害にあわれた生産者が食材を出品する際にタグ付けできるようにいたしました。タグを使用する場合は、商品説明文に豪雨による被害状況を記載いただいています。豪雨被害によるフードロスを削減するために、ご活用いただければと考えております。

 

「#豪雨被害で困っています」商品一覧: https://bit.ly/3gEr3g4
出品商品数(7月9日(木)16:00時点): 29点
出品生産者数(7月9日(木)16:00時点): 15名

 

引き続き、豪雨被害にあわれた生産者のためにポケットマルシェができることを考え、実行に移してまいります。

 

【生産者からの声】


株式会社レッドアップ 林田裕美さん(熊本県玉名市)​https://poke-m.com/producers/8713 より

  • 7月3日未明からの豪雨で、トマトのハウスが水没してしまいました。2反の大玉トマトと、4反のミニトマトが全滅しました
  • 今週末で今シーズンのトマトの収穫を終える予定だったものの、あと2回の収穫予定がありました。損害額は50万〜100万となる見込みです
  • トマトの販売はもうできませんが、加工品には被害がなかったので販売を続けます。お客様の喜びの声が励みになります
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