生産者と消費者をつなぐ国内最大級の産直アプリ「ポケットマルシェ(ポケマル)」を運営する株式会社ポケットマルシェ(本社:岩手県花巻市、代表取締役:高橋 博之、以下「当社」)は、この度、代表高橋が考案した「関係人口」の創出プロセスを明らかにすることで、関係人口創出をより促進することを目的に、一般財団法人社会変革推進財団(理事長:大野 修一、以下「SIIF」)の支援のもと、研究組織「関係人口研究室」を発足しました。取り組みの第一弾として、休眠預金を活用し、ポケットマルシェ登録ユーザのうち5,600名を対象に、産直アプリを通じた関係人口創出に関する調査を実施しました。
【調査の背景】
当社は「個と個をつなぐ」をミッションに掲げ、生産者と消費者を直接つなぐ産直アプリ「ポケットマルシェ」を2016年9月より運営してきました。コロナ下で直販利用のニーズが高まり、現在約5,700名の生産者と35万名の消費者が登録しています。生産者と消費者が直接やり取りできる「コミュニティ」や「メッセンジャー」などのSNS機能を通じて、アプリ上で数々のつながりが生まれ、さらには地域に足を運ぶ消費者も現れるようになりました。
そこで、これらの実態を把握することで、関係人口が生まれるプロセスを可視化し、今後の地域活性に役立てることができると考え、「関係人口研究室」による取り組みの第一弾として、SIIFの支援のもと休眠預金を活用し、関係人口創出に関する実態調査を行いました。また、関係人口を創出する意義の一つに、つながりが作られることによる「ウェルビーイング(注)の向上」があると考え、生産者との関係性とウェルビーイングの関連性についても調査しました。
注:充実した状態、幸せな状態を指す。
【調査結果サマリ】
1)オンライン契機の関係人口について
・生産者と仲の良いユーザの約7割(71.3%)が、生産者のいる地域を訪れたいと回答
産直アプリの利用を通じて、食材や生産者のみならず、その先にある地域にまで関心が広がり得ることがわかる。
・実際に100名以上のユーザが生産現場を訪問
割合としては少ないものの、地域と関わる関係性が生まれ始めている点が特徴。
・生産者と購入を超えた関係性にいたったきっかけは、「購入に関するやり取り」が最多
トップの「購入に関するやり取り」が22.2%、続いて「食材の美味しさ」が18.8%、「生産者の発信」が18.7%と、産直アプリを通じた購買体験が、関係性の構築に寄与し得ることが窺える。
2)ウェルビーイングについて
・「何回も購入している生産者」「周りの人や他のポケマルユーザーにお勧めしたくなる生産者」「その生産者のいる地域で災害などが起きたとき、気にかける生産者」がいると回答したグループは、そうではないグループより、ウェルビーイングが高い人が多い
上記グループは、そうではないグループよりウェルビーイングが高い人の多さが有意となった。
【総括】
産直アプリ「ポケットマルシェ」での購買体験を通じて生産者と関係性を深め、地域に関心を持ち、実際に生産現場を訪れるユーザが現れていることから、オンラインでのやり取りが関係人口に発展し得ることが示唆された。また、生産者との関係性が深いユーザは「ウェルビーイング」が高い傾向が見えてきた。今後も調査を継続し、関係人口の創出プロセスや、関係人口創出とウェルビーイング向上の相関性を明らかにしていく。
【調査結果詳細】
1)オンライン契機の関係人口について
■ 生産者と仲良くしているユーザの約7割が、生産者のいる地域を訪れたいと回答
「生産者と仲良くしている(販売・発送以外のやりとりをしている)」と回答したグループにおいて、ポケマルで出会った生産者さんがいる地域を訪れたいかを問う設問に対して、71.3%が「当てはまる」もしくは「やや当てはまる」と回答した。産直アプリの利用を通じて、食材や生産者のみならず、その先にある地域にまで関心が広がり得ることがわかる。
■ 100名以上のユーザが生産現場を訪問
商品を購入した生産者との関係性を問う設問では、103名が「生産現場へ訪問したことがある」、21名が「生産現場で宿泊をしたことがある」と回答した。割合としては少ないものの、「関係人口」とも言える地域と関わる関係性が生まれ始めていることがわかる。
■ 生産者と、産直アプリにおける「売り手と買い手」を超えた関係性にいたったきっかけは、「購入に関するやり取り」が最多で2割超
生産者と購入を超えた関係性にいたったきっかけとして最も多く回答(注)されたのは「購入に関するやりとり」の22.2%で、「食材の美味しさ」が18.8%、「生産者の発信」が18.7%と続く。「購入に関するやりとり」の具体例は「2人家族なので、好みのお野菜を少量で購入できたら嬉しいですとお話ししたのをきっかけに」「生産者さんとやりとりするうちに商品の受発注以外の話題で盛り上がり、色々なことをお話しするようになった」などがある。産直アプリを通じた購買体験が、関係性の構築に寄与し得ることが窺える。
注:「ポケマルで商品を購入する以外の関わりがある生産者さんが1人以上いるとお答えの方にお伺いします。そのような行動をとるようになったきっかけを教えてください」という設問に対する自由回答を当社で分類した。
2)ウェルビーイングについて
■ 「何回も購入している生産者」「周りの人や他のポケマルユーザーにお勧めしたくなる生産者」「その生産者のいる地域で災害などが起きたとき、気にかける生産者」がいると回答したグループは、そうではないグループより、ウェルビーイングが高い人が多い
「何回も購入している生産者がいる」「周りの人や他のポケマルユーザーにお勧めしたくなる生産者がいる」「その生産者のいる地域で災害などが起きたとき、気にかける生産者がいる」と回答したグループは、そうではないグループよりウェルビーイングが高い人の数の多さで、有意差が確認できた(有意水準5%)。生産者との関係性が深いユーザはウェルビーイングが高いと考えられることから、今後は因果関係の証明に向けて調査を進めていく。
■ ウェルビーイングを第一線で研究されている予防医学研究者 石川善樹氏からのコメント
満足度や幸福感に代表される主観的ウェルビーイングに大きな影響を与える要因の一つに、「つながり」があります。これはいうまでもなく、ウェルビーイングな人たちは豊かなつながりを築きやすくなり、逆につながりが豊かな人たちはウェルビーイングになりやすいというように、両者が相互に影響をしあっています。
つながりを考える上で重要になるのが、「意義深さ」です。たとえば天気のような軽い話題をするだけの間柄よりも、意義深いコミュニケーションをする方がウェルビーイングは高い傾向にあるという報告があります。
自分が生産したものに対する消費者の反応、あるいは自分たちが口に入れるものを苦労して生産している方々との対話は、きわめて意義深い話題であると考えられます。ゆえにポケットマルシェ上でつながった生産者と消費者は主観的ウェルビーイングが高い傾向にあるのではないかと考えられます。
【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021年6月9日〜6月21日
調査対象:2020年3月1日〜2021年5月31日の期間中、1回以上購入経験のあるポケットマルシェ登録ユーザ
回答人数:5,687名
【「関係人口研究室」立ち上げの背景と今後の展望】
近年、地方における人口減少・高齢化による地域づくりの担い手不足という課題を受け、総務省が「関係人口創出・拡大事業」を実施するなど、地域や地域の人々と多様に関わる「関係人口」創出の機運が高まっています。特に、新型コロナウイルス感染拡大の影響で遠方を訪れることが困難になっている今、オンラインを入り口にした関係人口の創出が注目を集めています。「関係人口」は、代表高橋が2016年8月17日に著書「都市と地方をかきまぜる」内で、国内において初めて刊行物にて発表した概念であり、高橋が立ち上げた当社は、自治体向けに「食を通じた関係人口創出事業」を展開するなど、関係人口創出を意図した取り組みを強化してきました。
当社は、2020年11月にSIIFにより、休眠預金等活用法に基づく「地域活性化ソーシャルビジネス成長支援事業」の実行団体として採択されました。この度、SIIFによる支援のもと、産直アプリ運営で培ったノウハウ等を活用しつつ、一次産品のオンライン購買を契機とした関係人口の創出プロセスを明確化すべく「関係人口研究室」を立ち上げました。今後、創出プロセスを広く発信し、より多くのプレーヤーが関係人口創出を推進可能な社会の実現を目指しています。
また、当社は関係人口を創出する意義の一つに、つながりが作られることによる「ウェルビーイングの向上」があると考えています。関係人口創出とウェルビーイング向上の相関性についても、今後調査を進めていくことを予定しています。
【関係人口の考案者である当社代表 高橋博之のコメント】
都会から遠く離れた地域にも関わりを持ち続けようと主体的・能動的に動く都市住民たちは、常に自分にできる役割を探している。つまり、観客席からお節介にも“関わりしろ”のある地方のグラウンドに降りようとしているのだ。東日本大震災の被災地に駆けつけたボランティアがまさにそうだった。このような人たちを、私は「関係人口」と名付け、社会に提唱してきた。この「関係人口」を第二住民としていかに地方のまちづくりに参加させていくことができるか。たとえ人口が量的に減っても、各年代で地方の複数の現場に関わる人が増えていく人口の「質的変換」がなされれば、社会は今より活力を増すことだってあり得るはずだ。その突破口を切り拓く可能性が「食」にはあることを、この研究室で明らかにしていきたい。全国の農家や漁師などの生産者と消費者をつなぐ国内最大級の産直アプリ「ポケットマルシェ」を運営する株式会社ポケットマルシェ(本社:岩手県花巻市、代表取締役:高橋 博之、以下「当社」)は、稲作農家を対象に2021年の水稲の生育状況を調査しました。調査の結果、約半数が生育状況に変化ありと回答し、そのうち6割以上の生産者から「例年より生育が早い」との回答を得ました。調査の結果より、2021年は例年よりも新米の収穫・販売が早まる傾向があると予想されます。
1)今年の水稲の生育状況について
米を生産しているポケットマルシェ登録生産者426名を対象にアンケートを実施し、59名から回答を得ました。「例年と比較して今年の水稲の生育状況になにか変化はありましたか」という質問に対して、「はい」と回答した約半数の生産者のうち、6割以上にあたる19名の方が「生育が早くなった」と回答しています。
「生育が早くなった」と答えた生産者の中には、「高温続きで成育が早い」「猛暑で生育が早い」など、気温が高く推移したことにより生育が早くなったと回答する方がいました。また、「稲刈りが早くなった」「まだ、収穫には時間がありますが、平年より収穫は早いと思われる」など、収穫時期も早まる旨の回答を得ました。一方で「遅くなった」と回答した生産者がいるなど地域等により差はあるものの、例年より新米の収穫・販売が早まる傾向があると予想されます。
【調査概要】
・調査方法:インターネット調査
・調査期間:2021年8月13日(金)〜8月16日(月)
・調査対象:ポケットマルシェ登録生産者(有効回答数59件)
2)産直ECにおけるの米の売買の動向について
ポケットマルシェに米を出品する生産者は、昨年と比較して2021年には1.7倍に増加しました。また、ポケットマルシェ内における「新米」を含む語句の検索回数は昨年2020年9月に前年比5.0倍となっています。このことから、産直ECにて米を出品する生産者と新米を求める消費者が増加していることがわかります。
◆ 米を出品する生産者の登録状況について
米を出品する生産者のポケットマルシェ登録人数は2021年8月時点で447名と、前年比1.7倍になりました。2021年8月時点では高知県を除く、46都道府県の生産者から米が出品されています。
◆ 「新米」を含む語句の検索回数について
ポケットマルシェ内における、2020年9月の「新米」を含む語句の検索回数は前年比5.0倍になりました。このことから、産直ECを用いて新米を購入しようと考える消費者が増加したことがわかります。
3)産直の新米と、ご飯のお供が出品中
◆ 日本全国2021年の新米
ポケットマルシェには、「コシヒカリ」をはじめ、「ミルキークイーン」や「つや姫」「ゆめぴりか」など様々な品種の米が出品されています。
◇ 販売中の新米
令和3年産 新米ミルキークイーン
5kg ¥2,592(税込)
三重県玉城町 立岡明彦さん
【立岡さんからの商品紹介】
森は海の恋人をポリシーとして、松阪牛の堆肥、自家作成のえひめAI(納豆菌、ヨーグルト菌、イースト菌と砂糖を混ぜ発酵させた物です)など、科学農薬、科学肥料に頼らない米作りを心掛け、循環型農業を目指しています。ミルキークイーンはもちもちとした食感が特徴のお米です。ぜひ令和3年の新米をお楽しみください。
https://poke-m.com/products/175452
◇ 予約販売中の新米
[9月発送]令和3年産 新米コシヒカリ伊助
5kg ¥3,564(税込)
新潟県燕市 大原伊一さん
【大原さんからの商品紹介】
新潟産コシヒカリを作り続けております。土作りにこだわり、最高の有機資材を使い手間暇を惜しまず栽培したコシヒカリ伊助です。また、当農園では最新の精米機を導入しておりお米を研ぐ必要はありません。お米を入れた容器にたっぷり水を入れて撹拌しうわ水を捨て最後にザルなどで水切りをして炊いてください。最先端の色彩選別、籾貯蔵、超低温庫などお客様から満足頂ける設備を整えております。是非一度お試しいただければ幸いです。
https://poke-m.com/products/174520
[10月発送]令和3年産 新米コシヒカリ
5kg ¥3,800(税込)
福井県南越前町 笛吹剛康さん
【笛吹さんからの商品紹介】
2008年(平成20年)に有機JAS認証を受けた水田で栽培した、新米コシヒカリです。コシヒカリは全国的に1番知られているお米の品種ではないかと思います。粘り、甘み、が強くお米が主役になれる品種です。新米時はツヤツヤ、ピカピカで若干水分量が多いので噛んだ際にまるで果物の梨のようでお米の甘さが水分と共に口いっぱいに広がります。個人的にこの感覚は新米時にしか味わえないと思います。ぜひ一度お試しください。
https://poke-m.com/products/173133
◆ 新米にぴったり ごはんのお供
ポケットマルシェには、新米のお供にぴったりな「ごはんのお供」も出品されています。全国のお米に合わせて、お好みの組み合わせで新米を楽しむことができます。
ご家庭で二色丼!生白魚沖漬けと釜揚げしらすのセット
沖漬け100g×2、しらす120g×2 ¥2,430(税込)
千葉県旭市 伊藤友門さん
【伊藤さんからの商品紹介】
「生白魚の沖漬け」は白魚本来の味わいを楽しめる沖漬けです。苦味などが苦手な方でも、タレによく浸かっていますので食べやすいお味になっています。また、「釜揚げしらす」は九十九里産の鮮度の良いしらすをふっくら手釜製法で釜茹でしました。大量生産できる自動釜と違い、沸点が高い為一瞬にして魚をギュッと締め旨味を閉じ込めています。また、殺菌効果のある天日干し製法にて仕上げました。ご家庭でお気軽に二色丼をお楽しみください!
https://poke-m.com/products/84624
白と黒の仁淀川きくらげを100%使用したきんぴら
100g×3袋 ¥1,879(税込)
高知県高知市 藤原幸栄さん
【藤原さんからの商品紹介】
白と黒の仁淀川きくらげを100%使用した、こだわりの「きんぴら」完成しました。長持ちさせるための保存料、着色料は不使用です。高知県のキクラゲ農家「仁淀川きくらげ」と、東京にある料亭「僖成・総料理長・鎌田雄志氏」と、東京都墨田区にある「かわむら食品」さんとのトリプルコラボで完成しました!佃煮のように味が濃くなく、お子様からご年配の方々まで、「ごはんのお供」「お酒のアテ」「おかず」としてお召し上がり頂けます。
https://poke-m.com/products/123773
東北に伝わるごはんのお供 麹とシソの実一升漬け
150g ¥648(税込)
福島県須賀川市 寺山佐智子さんより
【寺山さんからの商品紹介】
東北に昔から伝わるご飯のお供。唐辛子と麹と醤油を1:1:1の割合で付けることから一升漬と呼ばれています。それにしその実を加えて馴染むまで漬け込みました。シソの実の爽やかさとプチプチとした食感、醤油に麹の甘さや旨味、そこに唐辛子の辛み。ご飯がすすんで仕方がない東北のお漬物を是非ご賞味ください。
https://poke-m.com/products/133031全国の農家や漁師などの生産者と消費者をつなぐ国内最大級の産直アプリ「ポケットマルシェ」を運営する株式会社ポケットマルシェ(本社:岩手県花巻市、代表取締役:高橋 博之、以下「当社」)は、自然災害による被災生産者の支援強化を目的に、豪雨等により当面の生産活動や生鮮品の出品が困難になった生産者を金銭面で応援可能な「まごころ商品」の販売を新たに開始しました。また、被災した生産者が出品時に使用可能なタグをサービス上に設置しました。これにより、自然災害による被災生産者と、応援したい消費者とのマッチングを強化します。
1)自然災害による被災生産者支援の取り組み強化について
◆ 背景
2021年8月に公表されたIPCCの第6次評価報告書では、地球温暖化の原因は人間の活動であると初めて断定されました(※1)。報告書では、地球温暖化が進行すると大雨などの「極端現象」の深刻さが増大するということや、向こう数十年の間に温室効果ガスの排出が大幅に減少しない限り、世界平均気温が今世紀中に2℃を超えるということが予測されています。気象庁は、世界平均気温が2度以上上昇すると、大雨及び短時間強雨の発生頻度が全国平均では有意に増加するという予測を発表しています(※2)。
2021年は、台風8号や令和3年8月豪雨をはじめとした自然災害の影響で、多くの生産現場が被害を受けました。当社にも、畑の水没や、生産物の生育不良、落果といった被害情報が生産者より寄せられています。
このような状況を受け、当社では、自然災害によって被害を受けた生産者の支援を強化します。
※1:2021年8月 環境省「IPCC AR6/WG1報告書の政策決定者向け要約(SPM)の概要」より
※2:2020年12月 文部科学省 気象庁 「日本の気候変動2020 大気と陸・海洋に関する観測・予測評価報告書」より
◆ 取り組み概要
① 被災生産者を金銭面で応援可能な「まごごろ商品」の販売を開始
被災したことにより、当面の生産活動や生鮮品の出品が困難になった生産者がいることを受け、被災生産者を金銭面で応援可能な「まごころ商品」の出品を可能にしました。8月17日(火)より、令和3年8月豪雨で被災した生産者の「まごころ商品」の販売をポケットマルシェ上で開始しています。現在、「まごころ商品」は500円(税込)、999円(税込)、3,000円(税込)、10,000円(税込)の4つの価格で出品されており、購入者には応援へのお礼として、生産者とポケットマルシェスタッフからのお礼の手紙と、ポケマルステッカーが送られます。本商品の売上は全額が生産者に支払われます。
「まごころ商品」一覧:https://is.gd/Ihhbdf
② 被災生産者の出品可能な商品を集めたタグを設置
自然災害により被災した生産者と、商品を買って応援したいと考える消費者とのマッチングを促進すべく、被災生産者の出品可能な商品を集めたタグをポケットマルシェ上に設置します。8月17日(火)には、同月に豪雨の被害を受けた生産者の商品に付与可能な、「#令和3年8月豪雨被害で困っています」タグを用意しました。
タグは、被害を受けた生産者が食材を出品する際に使用するもので、商品説明文には自然災害による被害状況を記載しています。
「#令和3年8月豪雨被害で困っています」商品一覧:https://is.gd/MocoNY
出品商品数(8月18日(水)20:00時点): 29点
出品生産者数(8月18日(水)20:00時点): 14名
2)各地の被害状況について
◆ 長崎県島原市 西川公浩さん(ニンジン)
https://poke-m.com/producers/269192
島原ではたった1週間で、平年の1年間の雨量の4割から5割にも相当する雨が集中して降りました。例年であれば鮮やかな緑色をしたニンジンの芽が畑いっぱいにみられるのですが、ニンジンの種子を播いた圃場は川のように雨水が流れ池のように冠水し、まだ被害の全容はわかっていません。今回の被害を受け、「まごころ商品」を出品しました。
◆ 福岡県うきは市 佐々木裕記さん(桃)
https://poke-m.com/producers/39719
豪雨の影響で桃畑が半分浸水し、強風の影響もあり約1,000玉もの桃が落下して廃棄せざるを得ない状況です。2年連続で浸水したため、木の根の傷みが激しく今年20本程桃の木を切ることを決めました。
◆ 岡山県岡山市 近藤広幸さん(ぶどう)
https://poke-m.com/producers/15604
豪雨被害によりぶどうが裂果をした房が多数発生しました。ぶどうが雨の水分を、葉や根から多く吸ってしまった結果、実が大きくなるので、耐えきれなくなった皮が破れてしまいます。これを「裂果(れっか)」といいますが、この裂果が今後も多く発生する可能性があります。
◆ 熊本県天草市 岩下龍志さん(れんこん)
https://poke-m.com/producers/355758
被害の全貌は把握中ですが、水没や土砂が流れ込み、農地や機械の多くが被害を受けています。復旧に時間がかかるため、収穫再開は9月以降になってしまう見込みです。
3)当社の支援事例
◆ 自然災害
2020年7月(令和2年7月豪雨)
「#豪雨被害で困っています」タグの設置
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000046526.html
2020年9月(台風9号・10号)
記事およびSNSでの情報発信、「#台風被害で困っています」タグの設置
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000046526.html
◆ 新型コロナウイルス感染拡大
2020年3月
「フードレスキュー特集」記事の公開、「#新型コロナで困っています」タグの設置、「食材5%OFFクーポン」の発行
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000046526.html
「#新型コロナを吹き飛ばせ」タグの設置、特集記事の公開
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000046526.html
2020年4月
生産者の審査体制強化
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000046526.html
初回送料無料クーポンの提供開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000046526.html
初回送料無料クーポンの提供期間延長
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000046526.html
2020年12月
「#フードレスキュー特集」タグの設置、「フードレスキュー特集」記事の公開
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000033.000046526.html
2021年3月
一部商品の送料無料化、150箇所のこども食堂への食材提供
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000049.000046526.html
◆ 東日本大震災
2021年2月
「3.11応援商品」の販売・特設サイトの公開、オンラインイベントの開催
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000044.000046526.html生産者と消費者をつなぐ国内最大級の産直アプリ「ポケットマルシェ」を運営する株式会社ポケットマルシェ(本社:岩手県花巻市、代表取締役:高橋 博之、以下「当社」)は、東日本大震災から10年というタイミングで当社が展開する「東北応援プロジェクト」の一環として、毎月異なる東北の生産者から旬の産直食材が半年間にわたって届く定期便の販売を、2,980円(税込・送料別)にて、2021年8月6日(金)より開始します。
本定期便は、食べもの付き情報誌「東北食べる通信」の単行本である「人と食材と東北と つくると食べるをつなぐ物語『東北食べる通信』より」に掲載された生産者の食材をお届けするものです。初回は、単行本も併せてお届けします。本定期便を通じて東北の魅力を”食べて”感じてもらい、現地に足を運ぶきっかけが生まれることを期待します。
“東北食べる通信”厳選の旬食材が届く【本と旅する定期便】
詳細ページ:https://poke-m.com/products/175412
【定期便 概要】
食べもの付き情報誌「東北食べる通信」の単行本「人と食材と東北と つくると食べるをつなぐ物語 『東北食べる通信』より」に掲載された、6名の東北の生産者の食材を、2021年9月から2022年2月までの半年間にわたってお届けします。初回は、生産者のストーリーを収録した単行本を同梱いたします。定期便は、200セット限定の販売となります。
また、定期便同梱のQRコードから友だち登録ができるLINEアカウントでは、お届けする食材のレシピ提供や、限定商品の販売、食べる通信の特別お試し購読などの特典をお届けします。また、生産者と直接交流ができる特典についても今後提供予定です。
※内容は予告なく変更となる可能性がございます。
▼ 定期便詳細
名称: “東北食べる通信”厳選の旬食材が届く【本と旅する定期便】
詳細ページ: https://poke-m.com/products/175412
申し込み期間: 2021年8月6日(金)14:00 〜 8月25日(水)21:00予定
金額: 2,980円(税込・送料別)/月
販売数: 200セット(先着順)
配送タイミング:2021年9月〜2022年2月の全6回(予定)
【背景】
当社は、東日本大震災から10年というタイミングでスタートさせた「東北応援プロジェクト」の一環として、「東北食べる通信」の単行本である「人と食材と東北と つくると食べるをつなぐ物語 『東北食べる通信』より」を2021年5月6日(木)に刊行いたしました。
計20名の生産者のエピソードを「東北食べる通信」のバックナンバーから抜粋した本書籍では、生産者の哲学や手掛けた食材へのこだわりなどのストーリーを紹介しています。本書籍で紹介した生産者の食材を、ストーリーを読みながら実際に食べていただくことで、東北の魅力を一層感じてもらいたいと考え、本定期便を販売する運びとなりました。
また、当社代表の高橋が提唱した、地域と多様な形で関わる「関係人口」の創出を意図し、食材を楽しむだけではなく、特設のLINEアカウントを通じて生産者と直接交流できる特典を提供予定です。オンライン上で産地や生産者の魅力を知り、ゆくゆくは現地に足を運ぶきっかけとなることを期待します。
【お届け予定の食材】
2021年9月から2022年2月までの半年間にわたって、東北の生産者6名の食材をお届けします。
※内容や分量は予告なく変更となる可能性がございます。
※9月お届け分には単行本も併せてお届けいたします。
2021年9月:羽根田幸将さんの特選もも 幸茜1kg(福島県伊達郡桑折町)
2021年10月:佐藤春樹さんの甚五右ヱ門芋500g、秘伝豆の枝豆200g(山形県最上郡真室川町)
2021年11月:紀陸洋平さんのさつまいも500g、かぶ3個、お米セット2kg(福島県石川郡)
2021年12月:佐藤裕美さんの伊達の純粋赤豚バラ&カタしゃぶしゃぶセット400g(宮城県登米市)
2022年1月:小井田重雄さんの胡桃600g(岩手県九戸郡)
2022年2月:後藤清広さんの真牡蠣15個程度(宮城県本吉郡)
【東北食べる通信について】
2013年7月創刊の「東北食べる通信」は、毎月1回、独自の哲学やこだわりをもった生産者を特集した情報誌と、彼らが手掛けた食材がセットで届く「食べもの付きの情報誌」です。
消費者は食材の裏側や作り手の生き様を知り、特集された生産者の食材を楽しみ、生産者と読者のみが参加できるSNS上のグループや対面イベントで直接交流を行うことができます。これまでに98号を刊行し、100名以上の生産者を取り上げてきました。本誌は「新しい食のカタチをデザインし、世に発信している」点が評価され、2014年度のグッドデザイン金賞を受賞しています。
「東北食べる通信」のルーツは東日本大震災にあります。震災のあった2011年当時、ポケットマルシェ代表の高橋は岩手県議会議員を務めていました。被災地で、被災生産者と都市からボランティアで訪れた消費者が直接つながることによる「共助」の関係性構築を目にした高橋は、食材とその裏側にある農漁業の物語を都市住民へ届けることで、分断された生産者と消費者がつながり、「共助」の関係を日常から生み出すことができるのではないかと考えました。「共助」の関係性構築により両者の抱える課題が解決されることを目指して、世界初の食べもの付き情報誌「東北食べる通信」の創刊に至りました。
「東北食べる通信」の創刊以降、そのコンセプトは国内外に広がり、これまでに国内50箇所以上、台湾4箇所でそれぞれの地域の食べる通信が刊行されました。各地域の活性化に貢献した点や、都市と地方、消費者と生産者を結びつけた点を評価され、「食べる通信」は2015年に第1回日本サービス大賞 地方創生大臣賞を受賞しています。
【東北応援プロジェクトについて】
当社は、岩手県議会議員を務めていた高橋が、東日本大震災の被災地で、被災生産者と都市からボランティアで訪れた消費者が直接つながることによる「共助」の関係性構築を目にしたことがきっかけで創業した企業です。2013年開始の食べもの付き情報誌「東北食べる通信」( https://tohokutaberu.me/ )や2016年開始の「ポケットマルシェ」上で生産者のストーリーを長年発信してきた当社は、東北の被災生産者の10年をより多くの人に伝え、生産者と消費者が直接つながることでさらなる「共助」の関係を生む場を作るべく、「東北応援プロジェクト」を開始しました。
本プロジェクトでは、今年2月17日(水)より、被災生産者の食材を「3.11応援商品」として購入できる特設サイト( https://poke-m.com/lp/pokemaru311 )を公開し、震災からの10年における生産者のストーリーと合わせて紹介しています。また、3月6日(土)には、ライブコマースや料理教室を通じて、生産者と消費者をつなぐオンラインイベントを実施しました。
ライブコマース動画: https://youtu.be/JWEkjXo_iZM
生産者と消費者をつなぐ国内最大級の産直アプリ「ポケットマルシェ」を運営する株式会社ポケットマルシェ(本社:岩手県花巻市、代表取締役:高橋 博之、以下「当社」)は、新取締役の就任とともに、2021年7月より新経営体制となりましたことをお知らせいたします。
当社は、2016年9月にリリースした産直アプリ「ポケットマルシェ」を主力事業としながら、自治体・企業との連携の幅を広げてまいりました。さらなる事業拡大に向けて、この度、経営体制を強化いたしました。2021年7月より、総務省から当社へ出向していた権藤裕樹と、前職のコンサルティング会社で経営企画領域のプロジェクトに従事してきた谷浩貴が、20代の取締役として新たに就任いたしました。同月、常勤となった取締役の大塚泰造と、2021年4月に新取締役に就任した岡本敏男とともに、C2C事業部門、事業開発部門、経営企画部門の3部門制で、さらなる成長を目指します。
■ 当社経営陣
代表取締役 |
高橋 博之 |
|
取締役 |
大塚 泰造 |
2021年7月より常勤 |
取締役 C2C事業部門長 |
権藤 裕樹 |
新(2021年7月就任) |
取締役 事業開発部門長 |
岡本 敏男 |
新(2021年4月就任) |
取締役 経営企画部門長 |
谷 浩貴 |
新(2021年7月就任) |
取締役 |
永田 暁彦 |
|
取締役 |
清水 俊樹 |
|
取締役 |
小橋 正次郎 |
|
【新取締役のご紹介】
取締役 C2C事業部門長 権藤 裕樹
[経歴]
2017年4月 総務省に入省
2017年8月 鳥取県庁に出向。移住定住促進、県予算を担当
2018年9月、総務省に復帰。マイナポイント制度、自治体DXを担当
2020年7月 株式会社ポケットマルシェに出向
2021年2月 同社C2C事業部門長に就任
2021年7月 同社に正式入社、取締役に就任
[コメント]
ポケマルでは、生産者と消費者がつながり、素敵なエピソードが日々たくさん生まれています。代表の高橋が、東日本大震災以来ずっと取り組んできた「生産者と消費者をつなげ、都市と地方をかきまぜる」ことが少しずつ実を結び始めたと考えています。
一方で、「過疎高齢化に悩む地方の生産地」と「超過密都市の消費地」の課題は、より深刻化さを増しているように思います。私は、中央省庁や地方自治体でそうした社会課題に対して取り組んできましたが、より具体的な解決策を迅速に社会に広めるべく、この度、ポケマルに参画させていただきました。代表の高橋の掲げるビジョンの下に集った同じ志を持つチームメンバーとともに、ポケマルの更なる飛躍に貢献してまいります。
取締役 事業開発部門長 岡本 敏男
[経歴]
2004年3月 株式会社ブレイブシップを起業。代表取締役社長に就任し、新卒採用コンサルティング事業を展開
2007年 フリーランスとして活動
2012年10月 エムスリーキャリア株式会社に入社。薬剤師事業部にて人材紹介業務を担当
2013年10月 株式会社ウィル・シードに入社。GHRD事業部にて人材/組織開発のコンサルティング業務、買収後子会社のPMI業務等を担当
2019年4月 NPO法人東北開墾に入社。事務局長として「東北食べる通信」の運営に携わり、経営管理全般を担当
2020年4月 事業譲受に伴う組織再編により株式会社ポケットマルシェに入社、日本食べる通信リーグ事務局長を担当
2021年2月 同社事業開発部門長に就任
2021年4月 同社取締役に就任
[コメント]
ポケマルでの私の役割は、C2C事業や食べる通信でこれまで培ったビジネスアセットを活用した、①企業や地方自治体などの対法人向けアライアンス事業の開発・推進 ②新規事業の開発・推進、の2つです。言い換えるならば、既存のビジネスモデルとは異なる新たな商流を作り出し、対会社には収益を、対社会には価値の増幅を図るのが、己のミッションだと捉えています。これまでのキャリアで積み重ねてきた数少ない成功体験と、数多くの失敗体験を活かして、ポケマルの成長に必ず貢献します。
取締役 経営企画部門長 谷 浩貴
[経歴]
2016年4月 デロイトトーマツコンサルティング合同会社に入社。コンサルタントとして、大手企業・自治体等を対象に経理組織設計、予算編成支援、数値管理高度化、BPR等のプロジェクトに従事
2019年4月 株式会社ポケットマルシェに入社。経理領域を中心に経営管理業務を担当
2021年1月 同社経営企画部門 経営管理部長に就任
2021年7月 同社取締役、経営企画部門長に就任
[コメント]
経営企画部門には、ビジネスサイドの成長加速を支援する「攻めの役割」と、社会に対して誠実に事業を運営する「守りの役割」の両面が求められると思います。個々が持つ力を結集し、両役割を担える組織作りに尽力して参る所存です。
私は地方出身者であり、ポケマルが取り組む課題・実現する未来に当事者意識を持っています。代表である高橋が掲げるビジョンを実現すべく、積小為大、日々着実に進歩することで社会・ポケマルに貢献して参りたいと思います。