ポケットマルシェを運営する雨風太陽は、生産者が畑の上に太陽光発電設備を設置し、電気と食べものを同時に作るソーラーシェアリングの推進と、生産者が作った電気を消費者に販売する電力小売事業を開始しました。
これまで雨風太陽は、生産地である地方と消費地である都市を、食を通じてつないできました。現在では、国内最大級の約7,500名の生産者が、65万名を超える消費者に対し、自身が作った食べものを販売しています。
多くの生産者が、はじめて消費者に直接販売をすることで、自分が大切に育てた作物が実際に調理され、食卓に並ぶところを見ることができるようになりました。また、多くの消費者が、はじめて自分の食べものを作ってくれた生産者に「ごちそうさま」の言葉を伝えることができるようになりました。地方と都市、それぞれ物理的には遠く離れた場所で暮らす両者が、食を通じてつながる新しい回路を提供したのです。
食と同時に、電気も私たちの生活に欠かすことができないものです。そしてこの電気も、多くは地方で作られ、多くは都市で消費されています。
私たちは、電気についても、作っている人がわかる、使っている人がわかる社会を作りたいという想いから、この度電力事業に参入することにしました。食に続き、電気でも、地方と都市をつなぐ新しい関係性を構築します。
ソーラーシェアリングとは、農地に支柱等を立てて、その上部に設置した太陽光パネルを使って日射量を調節し、太陽光を農業生産と発電とで共有する取り組みです。営農を続けながら、農地の上部空間を有効活用することにより電気を得られますので、農業経営をサポートするというメリットがあります。
「顔のみえる電力」を掲げるみんな電力の媒介事業者として、再エネ100%(非化石証書あり)の電気を消費者の皆さまに販売します。