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こだわりの海苔と一緒に、生産者のストーリーを届けるサブスク型の「海苔食べる通信」を創刊 海水温上昇で海苔の生産量が減少する中、日本の海や海産物への関心を高めることを目指す 〜vol1では、全国でも数軒のみが生産する希少性の高い養殖岩のりをお届け〜
2021.12.23
  • リリース

生産者と消費者をつなぐ国内最大級の産直アプリ「ポケットマルシェ」を運営する株式会社ポケットマルシェ(本社:岩手県花巻市、代表取締役:高橋 博之、以下「当社」)は、海苔の生産者を特集した情報誌と、生産者が手がけた海苔が隔月で届く「海苔食べる通信」を2022年1月に創刊します。本誌を通して、海苔の魅力を生産者のストーリーやその地域の海の歴史とともに伝え、日本の海や、海が育む食べものの多様性について関心を高めてもらうことを目指します。

 

海苔食べる通信お申し込みページ:https://nori.taberu.me/

 

【背景】

SDGsの目標14では「海の豊かさを守ろう」が掲げられ、海洋と海洋資源の持続可能な開発や保全に関する関心が世界的に高まっています。一方で、日本近海における2019年までのおよそ100年間にわたる海域平均海面水温の上昇率は、+1.14℃/100年と上昇傾向にあります。

 

水産庁によると、海水温の上昇は水産資源や漁業・養殖業に影響を与えている(※1)としており、国内の海苔においても、生産量の減少が報告(※2)されています。また、海苔の生産・加工に携わる経営体や従業員数は年々減少傾向にある(※3)ことからも、今後国内の海苔の流通量が減少していくと見込まれます。

 

海苔は、海の水質や水温だけでなく日照量や漁場の地形など自然環境が食味に直結する食材です。また、国内では身近に使われている一方で、生産の背景をイメージしづらい食材でもあります。東北から九州まで、その土地の特徴を活かした養殖が行われてきましたが、このままでは国産の海苔を食べる機会が減少し、その多様性も失われてしまう恐れがあります。

 

そこで当社では、海苔の魅力を生産者のストーリーやその地域の海の歴史とともに伝えることで、日本の海や、海が育む食べものの多様性について関心を高めてもらいたいという想いから、「海苔食べる通信」を発行する運びとなりました。

 

食材の背景を理解した上で行う購買は、その食材や、食材を取り巻く文化を持続・発展させるための「投票」であるとも言えます。今後も、多様で豊かな日本の食文化を守るべく、「投票」のきっかけとなるような情報を発信していきます。

 

※1:2021年6月 水産庁「令和2年度 水産白書」第3章 水産資源及び漁場環境をめぐる動きより

※2:2018年5月 水産庁「平成29年度 水産白書」第2節 海洋環境や資源状況の情報とその活用状況より

※3:2020年6月 水産庁「令和元年度 水産白書」第2節 漁業構造の移り変わりより

 

【海苔食べる通信 概要】

海苔の生産者を特集した情報誌と、生産者が手がけた海苔が届く「海苔食べる通信」を2022年1月に創刊します。「海苔食べる通信」を通して、海苔の魅力を生産者のストーリーやその地域の海の歴史とともに伝えます。本誌は2022年1月より隔月で発刊の予定で、vol1のお申し込み期間は2021年12月23日(木)〜2022年1月7日(金)を予定しています。創刊キャンペーンとして、1月7日(金)までにお申し込みの方には、ポケットマルシェで使用できる2,400円分(倍量コースをお申し込みの方は3,300円分)のクーポンをお送りします。

 

また、購読者限定のFacebookグループでは、生産者や他の読者と交流を行うことができます。
※内容は予告なく変更となる可能性がございます。

 

▼ 海苔食べる通信詳細

名称:海苔食べる通信

内容:情報誌B5 8P相当+海苔全形20枚相当(予定)

創刊月:2022年1月から隔月発刊

料金:
通常コース 2,400円(税込・送料込)/月
倍量コース 3,300円(税込・送料込)/月
※倍量コースでは、通常コースの2倍の量の海苔をお届けします。

配送方法:レターパック/宅急便コンパクト

発行人:株式会社ポケットマルシェ

編集長:太田将司(元「東松島食べる通信」編集長)

制作:株式会社中本本店(「ひろしま食べる通信」発行元)

お申し込みページ:https://nori.taberu.me/

 

▼ vol1の海苔食べる通信について

生産者:岡山県笠岡市 妹尾祐輝さん(笠岡せのお水産)

商品:養殖岩のり種「幻紫菜(げんしさい)」焼きばらのり 15g入り 1袋

 

【妹尾さんについて】

笠岡せのお水産では、瀬戸内海に面した港町、岡山県の笠岡市で三代に渡って海苔の養殖・加工・販売を手がけています。瀬戸内海・笠岡の潮の流れを知り抜き、少量生産するからこそ、じっくりいい海苔を育てられ、海苔の本当の美味しさをお届けできます。また、「海苔作りは海を豊かにする環境産業である」という想いのもと、海苔を作り続けながら、海の環境の保全を伝えています。

 

【商品紹介】

日本では養殖が難しいとされ、全国で数軒しか養殖されていない希少性の高い養殖岩のり種の種付けに成功し、『幻紫菜』と名付けて販売しています。10数年の研究の末ようやく生産に成功した、自信の一品です。甘みと噛みごたえがあり、磯の香りと瀬戸内の豊かな旨味がギュッと詰まっています。そのまま口に入れると、海苔の香りとサクサクとした食感の後に、口の中でまろやかに溶けていく食感も楽しめます。いろいろなお料理にふりかけて、旨味をプラスできます。

 

【お申し込みとお届け日】

申し込み開始日:2021年12月23日(木)

申し込み締め切り日:2022年1月7日(金)

お届け予定日:1月中旬(予定)

 

▼ 今後の発刊予定

vol2〜6では、下記の生産者を特集する予定です。

 

vol2(2022年3月お届け予定):福岡県柳川市 田中智幸さん(心和水産)

vol3(2022年5月お届け予定):千葉県富津市 鈴木和正さん

vol4(2022年7月お届け予定):熊本県熊本市 浦山幹弥さん

vol5(2022年9月お届け予定):福岡県大川市 古賀哲也さん(アリアケスイサン)

vol6(2022年11月お届け予定):宮城県東松島市 相澤太さん(アイザワ水産)

 

【食べる通信について】

2013年7月創刊の「東北食べる通信」は、毎月1回、独自の哲学やこだわりをもった生産者を特集した情報誌と、彼らが手掛けた食材がセットで届く「食べもの付きの情報誌」です。

消費者は食材の裏側や作り手の生き様を知り、特集された生産者の食材を楽しみ、生産者と読者のみが参加できるSNS上のグループや対面イベントで直接交流を行うことができます。これまでに101号を刊行し、100名以上の生産者を取り上げてきました。本誌は「新しい食のカタチをデザインし、世に発信している」点が評価され、2014年度のグッドデザイン金賞を受賞しています。

 

「東北食べる通信」のルーツは東日本大震災にあります。震災のあった2011年当時、ポケットマルシェ代表の高橋は岩手県議会議員を務めていました。被災地で、被災生産者と都市からボランティアで訪れた消費者が直接つながることによる「共助」の関係性構築を目にした高橋は、食材とその裏側にある農漁業の物語を都市住民へ届けることで、分断された生産者と消費者がつながり、「共助」の関係を日常から生み出すことができるのではないかと考えました。「共助」の関係性構築により両者の抱える課題が解決されることを目指して、世界初の食べもの付き情報誌「東北食べる通信」の創刊に至りました。

 

「東北食べる通信」の創刊以降、そのコンセプトは国内外に広がり、これまでに国内50箇所以上、台湾4箇所でそれぞれの地域の食べる通信が刊行されました。各地域の活性化に貢献した点や、都市と地方、消費者と生産者を結びつけた点を評価され、「食べる通信」は2015年に第1回日本サービス大賞 地方創生大臣賞を受賞しています。

 

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