生産者と消費者をつなぐ国内最大級の産直アプリ「ポケットマルシェ(ポケマル)」を運営する株式会社雨風太陽(本社:岩手県花巻市、代表取締役:高橋 博之、以下「当社」)は、3月11日限定で、岩手県・宮城県・福島県の商品購入1点ごとに、311円を生産者支援金として活用する取り組みを行います。本支援金は、気候変動や自然災害、世界情勢の変化などが原因で生産活動に影響を受けた生産者の支援に活用されます。
【取り組み概要】
2023年3月11日に限り、岩手県・宮城県・福島県の商品購入1件につき、311円を生産者支援金としてプールします。本支援金は、気候変動や自然災害、世界情勢の変化などが原因で生産活動に影響を受けた生産者の支援に活用します。
対象期間:2023年3月11日(土)0:00〜23:59
対象商品:岩手県・宮城県・福島県の全商品
◆生産者支援金に関する取り組み
◯ 牛乳・乳製品の送料無料化
牛乳・乳製品の消費拡大を促進すべく、生産者支援金を活用して牛乳・乳製品の送料無料化を行いました。
詳細:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000136.000046526.html
◯ ポケマルエポスカード
本カードを用いたポケットマルシェでのお買い物のご利用金額の1%分を生産者支援金としてプールしています。
詳細:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000132.000046526.html
◯ ポケマル収穫祭 お得に買って生産者を応援キャンペーン
2022年12月16日(金)〜25日(日)の期間中の合計購入点数×10円を生産者支援金としてプールしました。
詳細:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000126.000046526.html
◯ ポケマルでんき
毎月のポケマルでんき利用料金のうち100円を生産者支援金としてプールしました。
※現在、新規お申し込み受付を停止中です。
【背景】
当社は、東日本大震災の発災当時に岩手県議会議員を務めていた高橋が、被災地で都市住民と被災した地元の住民が深い関係性を築いていたことを目の当たりにしたことがきっかけで立ち上げた企業です。
当時の被災地では、ボランティアのために訪れた都市住民たちが、何度も現地に足を運び、継続的な復興支援に参加していました。また、被災地という非日常の空間において、復興支援に行ったはずの都市住民たちが、日常の都市生活では得にくかった”やりがい”や”生きる実感”を得て、被災者から救われる場面もありました。食べ物の生産地である地方と、消費地である都市の間に、食を通じて新しい関係性を生み出せるのではないか、という想いから2013年に世界初の食べもの付き情報誌「東北食べる通信」が生まれました。
2016年には「食べる通信」の発行で得た知見を全面展開すべく、産直EC「ポケットマルシェ」をリリースしました。ただ食べものを売買するだけでなく、生産者と消費者が生産の背景や食べた感想などについて直接やり取りできる本サービスを通じ、「都市と地方」「生産と消費」の分断を解消し、新しい関係を育んでもらうことを目指しています。
また、自然災害や気候変動に日々直面している生産者の支援を加速すべく、2022年7月より生産者支援金を設立し、台風被害や豪雨被害が発生した際に生産者を金銭面で支援可能な「応援商品」の販売や、資材・飼料高騰の影響を受けた牛乳・乳製品の消費拡大のための商品送料無料化など、支援の取り組みを全国に広げています。
東日本大震災をきっかけに創業した企業として3月11日は特別な日であり、この日を通じて、さまざまな災害が生産活動に影響を及ぼしていることを広く発信するため、このたび岩手県・宮城県・福島県の東北被災3県の商品購入数に応じて、当社の負担で災害支援金を拠出する運びとなりました。気候変動や自然災害・世界情勢の変化などが原因で生産活動に影響を受けた生産者と、応援したい消費者のマッチングを促進すべく、これからも当社は「生産者と消費者」「つくるとたべる」「都市と地方」の分断をつなぎ、かきまぜ、その境目をなくすことを使命として、企業活動を行っていきます。
【当社代表取締役 高橋 博之からのメッセージ】
東日本大震災から12年を迎える。東北の被災地は復興を遂げつつある一方で、3.11以降、まるで堰を切ったかのように、自然災害が毎年のように頻発している。地震、集中豪雨、台風、雪害、猛暑、、、このように自然災害が多発する時代になった今、その矢面に真っ先に立たされ、実被害を受けているのが農家や漁師など、自然を舞台に生産活動を行っている全国各地の生産者たちである。
被災した生産者は絶望に打ちひしがれながらも、なんとか気力を振り絞り、立ち上がろうともがき苦しむ。そんなときこそ、私たち消費者の出番である。日ごろ、私たちの食卓を支えてくれている生産者が窮地に追い込まれているのだから、今度は私たちが生産者を支えるときだ。顔が見える関係でつながっている生産者であればなおさらほっとけなくなるだろう。
ポケットマルシェで育まれてきた生産者と消費者のつながりは、自然災害が起きる度に力を発揮してきた。被災した生産者の元には、日頃から購入しているリピートユーザーから支援や声援が相次ぐ。自分が育てた食べ物をいつも食べてくれている人からの激励の声。これがどれほど生産者の力になることか。自然災害は、怒りや悲しみのぶつけ場所がないのだから。
そうしたつながりを都市と地方の間で網の目のように日本中に張り巡らせることで、多発する自然災害へのリカバリーの力を養っていく。これが自然災害が当たり前になった時代に、私たちができる「備え」ではないだろうか。それが、私たちの命の根底を支える食の生産現場をみんなで守り育てる道になるのだから。毎年3月11日は、そのことを確認する日としていきたい。
◆ ポケットマルシェ公式note
「東日本大震災から12年を迎えて」
https://note.com/pocket_marche/n/nf9ef5cf7d5e9