「都市と地方をかきまぜる」をミッションとする株式会社雨風太陽(本社:岩手県花巻市、代表取締役:高橋 博之、以下「当社」)は、コーポレートサイトをリニューアルし、「関係人口とインパクト」「サステナビリティ」ページを公開しました。また、「関係人口とインパクト」ページにて、当社初となるインパクトレポートを公開しました。
当社コーポレートサイト:https://ame-kaze-taiyo.jp/
【リニューアルの目的】
「関係人口」は、地域と多様に関わる人々を指す言葉*1で、当社代表の高橋が2016年に自著『都市と地方をかきまぜる』の中で、国内で初めて刊行物にて発表した概念です。当社ではこれまで、産直EC「ポケットマルシェ」や地方留学プログラム「ポケマルおやこ地方留学」といった事業を通して、関係人口の創出に取り組んできました。
この度、”関係人口の創出”がいかにして日本にポジティブな影響を与えるのかを可視化し、「都市と地方をかきまぜる」というミッションと「日本中あらゆる場の可能性を花開かせる」というビジョンの実現に寄与していくかを明らかにするために、「関係人口とインパクト」ページと、当社初となるインパクトレポートを公開いたしました。当社では魅力ある地方を、そして多様な日本社会を残すために、2050年までに“2,000万人の関係人口の創出“を目指していきます。
また、「ポケットマルシェ」には、日本にある市町村の85.2%*2をカバーする、全国約7,800名超の生産者ネットワークがあり、当社の事業運営の基盤となっています。そのため、地方ならびに生産者の持続可能性は、当社にとっても最重要なポイントである一方で、現在全国の生産現場は、気候変動や自然災害、世界情勢の変化の影響を受け、深刻な環境の変化に直面しています。
当社には、全国の各地の生産者を通じて得た情報や知見を活用し、サステナビリティについて社会に広く啓発する責務があるという考えから、この度「サステナビリティ」ページを公開しました。事業活動全体を通じた情報発信によって、地域や文化、そして地球のサステナビリティに向き合っていきます。
*1:総務省「関係人口ポータルサイト」より
*2:総務省発表市町村数1,718。ポケットマルシェ登録生産者が根ざしている市町村数1,464より試算
2023年8月時点
【リニューアル詳細】
「関係人口とインパクト」ページ(https://ame-kaze-taiyo.jp/impact/)
「関係人口とインパクト」ページでは、当社と関係人口の関連性ならびに、“関係人口の創出”をインパクトとして捉え、2050年までに“2,000万人の関係人口の創出“を目指す理由、関係人口創出に紐づく3つの指標を説明しています。
・インパクトレポート
当社初となるインパクトレポートを公開しました。短期的なアウトカムである以下の3つの指標を経営指標として位置づけ、その実績を公表しています。
1.顔の見える流通額
2.生産者と消費者のコミュニケーション量
3.都市住民が生産現場で過ごした延べ日数
今後も継続的な測定・マネジメントを行っていくことで、都市と地方の間を行き交うヒト、モノ、カネ、コミュニケーションの循環を加速させ、都市と地方の境界線をとかしていくことで、日本中あらゆる場の可能性を花開かせていきます。また、社会性と経済性の両面においてポジティブな影響を社会に与え、またその過程を開示することで当社のビジョンに共感する仲間を増やしていきます。
「サステナビリティ」ページ(https://ame-kaze-taiyo.jp/sustainability/)
「サステナビリティ」ページでは、SDGsの各目標に対応した当社の事業ならびに発信実績をまとめています。
今後も、生産の拠点である地方が持続可能となる未来の実現を目指して、事業活動全体を通じて地域や文化、地球のサステナビリティに向き合い、生産者を通じて得た情報や知見を活用した情報発信を行っていきます。
・情報発信
ポケマル生産者支援プロジェクト
企業や個人からの支援により集まった生産者支援金を、気候変動や自然災害、世界情勢の変化といった有事の際に生産者支援のために活用しています。
https://poke-m.com/lp/producer-yell
ポケットマルシェ公式note
環境に配慮した生産者の取り組みや、おやこ地方留学の体験記、ポケットマルシェを通じて関係性が深まった生産者と消費者のつながり等について発信を行っています。
https://note.com/pocket_marche
カナリアの声
「ポケットマルシェ」登録生産者に、環境の変化と生産への影響に関するヒアリングを実施し、変化が深刻化している中で、消費者に伝えたい想いをお聞きしています。