生産者と消費者をつなぐ国内最大級の産直アプリ「ポケットマルシェ」を運営する株式会社ポケットマルシェ(本社:岩手県花巻市、代表取締役:高橋 博之、以下「当社」)は、海苔の生産者を特集した情報誌と、生産者が手がけた海苔が隔月で届く「海苔食べる通信」を2022年1月に創刊します。本誌を通して、海苔の魅力を生産者のストーリーやその地域の海の歴史とともに伝え、日本の海や、海が育む食べものの多様性について関心を高めてもらうことを目指します。   海苔食べる通信お申し込みページ:https://nori.taberu.me/   【背景】 SDGsの目標14では「海の豊かさを守ろう」が掲げられ、海洋と海洋資源の持続可能な開発や保全に関する関心が世界的に高まっています。一方で、日本近海における2019年までのおよそ100年間にわたる海域平均海面水温の上昇率は、+1.14℃/100年と上昇傾向にあります。   水産庁によると、海水温の上昇は水産資源や漁業・養殖業に影響を与えている(※1)としており、国内の海苔においても、生産量の減少が報告(※2)されています。また、海苔の生産・加工に携わる経営体や従業員数は年々減少傾向にある(※3)ことからも、今後国内の海苔の流通量が減少していくと見込まれます。   海苔は、海の水質や水温だけでなく日照量や漁場の地形など自然環境が食味に直結する食材です。また、国内では身近に使われている一方で、生産の背景をイメージしづらい食材でもあります。東北から九州まで、その土地の特徴を活かした養殖が行われてきましたが、このままでは国産の海苔を食べる機会が減少し、その多様性も失われてしまう恐れがあります。   そこで当社では、海苔の魅力を生産者のストーリーやその地域の海の歴史とともに伝えることで、日本の海や、海が育む食べものの多様性について関心を高めてもらいたいという想いから、「海苔食べる通信」を発行する運びとなりました。   食材の背景を理解した上で行う購買は、その食材や、食材を取り巻く文化を持続・発展させるための「投票」であるとも言えます。今後も、多様で豊かな日本の食文化を守るべく、「投票」のきっかけとなるような情報を発信していきます。   ※1:2021年6月 水産庁「令和2年度 水産白書」第3章 水産資源及び漁場環境をめぐる動きより ※2:2018年5月 水産庁「平成29年度 水産白書」第2節 海洋環境や資源状況の情報とその活用状況より ※3:2020年6月 水産庁「令和元年度 水産白書」第2節 漁業構造の移り変わりより   【海苔食べる通信 概要】 海苔の生産者を特集した情報誌と、生産者が手がけた海苔が届く「海苔食べる通信」を2022年1月に創刊します。「海苔食べる通信」を通して、海苔の魅力を生産者のストーリーやその地域の海の歴史とともに伝えます。本誌は2022年1月より隔月で発刊の予定で、vol1のお申し込み期間は2021年12月23日(木)〜2022年1月7日(金)を予定しています。創刊キャンペーンとして、1月7日(金)までにお申し込みの方には、ポケットマルシェで使用できる2,400円分(倍量コースをお申し込みの方は3,300円分)のクーポンをお送りします。   また、購読者限定のFacebookグループでは、生産者や他の読者と交流を行うことができます。 ※内容は予告なく変更となる可能性がございます。   ▼ 海苔食べる通信詳細 名称:海苔食べる通信 内容:情報誌B5 8P相当+海苔全形20枚相当(予定) 創刊月:2022年1月から隔月発刊 料金: 通常コース 2,400円(税込・送料込)/月 倍量コース 3,300円(税込・送料込)/月 ※倍量コースでは、通常コースの2倍の量の海苔をお届けします。 配送方法:レターパック/宅急便コンパクト 発行人:株式会社ポケットマルシェ 編集長:太田将司(元「東松島食べる通信」編集長) 制作:株式会社中本本店(「ひろしま食べる通信」発行元) お申し込みページ:https://nori.taberu.me/   ▼ vol1の海苔食べる通信について 生産者:岡山県笠岡市 妹尾祐輝さん(笠岡せのお水産) 商品:養殖岩のり種「幻紫菜(げんしさい)」焼きばらのり 15g入り 1袋   【妹尾さんについて】 笠岡せのお水産では、瀬戸内海に面した港町、岡山県の笠岡市で三代に渡って海苔の養殖・加工・販売を手がけています。瀬戸内海・笠岡の潮の流れを知り抜き、少量生産するからこそ、じっくりいい海苔を育てられ、海苔の本当の美味しさをお届けできます。また、「海苔作りは海を豊かにする環境産業である」という想いのもと、海苔を作り続けながら、海の環境の保全を伝えています。   【商品紹介】 日本では養殖が難しいとされ、全国で数軒しか養殖されていない希少性の高い養殖岩のり種の種付けに成功し、『幻紫菜』と名付けて販売しています。10数年の研究の末ようやく生産に成功した、自信の一品です。甘みと噛みごたえがあり、磯の香りと瀬戸内の豊かな旨味がギュッと詰まっています。そのまま口に入れると、海苔の香りとサクサクとした食感の後に、口の中でまろやかに溶けていく食感も楽しめます。いろいろなお料理にふりかけて、旨味をプラスできます。   【お申し込みとお届け日】 申し込み開始日:2021年12月23日(木) 申し込み締め切り日:2022年1月7日(金) お届け予定日:1月中旬(予定)   ▼ 今後の発刊予定 vol2〜6では、下記の生産者を特集する予定です。   vol2(2022年3月お届け予定):福岡県柳川市 田中智幸さん(心和水産) vol3(2022年5月お届け予定):千葉県富津市 鈴木和正さん vol4(2022年7月お届け予定):熊本県熊本市 浦山幹弥さん vol5(2022年9月お届け予定):福岡県大川市 古賀哲也さん(アリアケスイサン) vol6(2022年11月お届け予定):宮城県東松島市 相澤太さん(アイザワ水産)   【食べる通信について】 2013年7月創刊の「東北食べる通信」は、毎月1回、独自の哲学やこだわりをもった生産者を特集した情報誌と、彼らが手掛けた食材がセットで届く「食べもの付きの情報誌」です。 消費者は食材の裏側や作り手の生き様を知り、特集された生産者の食材を楽しみ、生産者と読者のみが参加できるSNS上のグループや対面イベントで直接交流を行うことができます。これまでに101号を刊行し、100名以上の生産者を取り上げてきました。本誌は「新しい食のカタチをデザインし、世に発信している」点が評価され、2014年度のグッドデザイン金賞を受賞しています。   「東北食べる通信」のルーツは東日本大震災にあります。震災のあった2011年当時、ポケットマルシェ代表の高橋は岩手県議会議員を務めていました。被災地で、被災生産者と都市からボランティアで訪れた消費者が直接つながることによる「共助」の関係性構築を目にした高橋は、食材とその裏側にある農漁業の物語を都市住民へ届けることで、分断された生産者と消費者がつながり、「共助」の関係を日常から生み出すことができるのではないかと考えました。「共助」の関係性構築により両者の抱える課題が解決されることを目指して、世界初の食べもの付き情報誌「東北食べる通信」の創刊に至りました。   「東北食べる通信」の創刊以降、そのコンセプトは国内外に広がり、これまでに国内50箇所以上、台湾4箇所でそれぞれの地域の食べる通信が刊行されました。各地域の活性化に貢献した点や、都市と地方、消費者と生産者を結びつけた点を評価され、「食べる通信」は2015年に第1回日本サービス大賞 地方創生大臣賞を受賞しています。  返礼品の生産者と寄附者が直接つながる国内初のふるさと納税サービス「ポケマルふるさと納税」を運営する株式会社ポケットマルシェ(本社:岩手県花巻市、代表取締役:高橋 博之、以下「当社」)は、北千住マルイ2Fイベントスペースにて、「お店でふるさと納税 byポケマル×岩手県花巻市」を2021年12月26日(日)~2022年1月5日(水)の期間限定で開催します。店舗内で、岩手県花巻市の特産品を実際に見ながらふるさと納税ができ、返礼品はすぐに持ち帰ることが可能です。     【本イベントの特徴】 1. ふるさと納税で、年末年始にも楽しめる食材がすぐに手に入る 岩手県花巻市の特産品が15品目以上並ぶ本イベントでは、商品を店舗レジにて購入するか、寄附に対する返礼品として受け取るか、選ぶことができます。ふるさと納税の返礼品は発送までに日数を要することが多いですが、本イベントでは年末年始の料理にもおすすめの食材をすぐに持ち帰ることが可能です。   2. ふるさと納税の方法を教わることができる 寄付に対する返礼品として商品を持ち帰りたい場合は、当社が運営する「ポケマルふるさと納税」を利用いただきます。店舗でスタッフが「ポケマルふるさと納税」の利用方法を解説しますので、ふるさと納税の方法がわからない方でもスムーズに寄附を行うことが可能です。   3. 地域に貢献できる 岩手県花巻市の特産品をふるさと納税の返礼品として受け取ることで、都内の店舗にいながらも、地域に貢献することができます。   【詳細】 イベント名: お店でふるさと納税 byポケマル×岩手県花巻市 開催場所: 北千住マルイ 2F イベントスペース 開催期間: 2021年12月26日(日)~2022年1月5日(水) ※2022年1月1日(土)、2日(日)を除く 商品の例: 岩手県花巻市 高橋誠さん(高源精麦株式会社) 白金豚プラチナポーク     ジューシーで噛むと口いっぱいに旨味があふれます。一般養豚で採用している品種に比べ、筋繊維がきめ細かいのが特徴です。 脂身が比較的厚くのる性質もありますが、エサの工夫で獣臭を抑えながらもしっかりとした風味があります。 ロースは豚肉の中でも、上品な味わいの部位です。白金豚は旨味が多く、やや甘めの仕上がりなので、ポン酢やバルサミコ、辛子など酸味や刺激を少しだけ加えて調理するのがおすすめです。   岩手県花巻市 石黒晋治郎さん(石黒農場) ほろほろ鳥     石黒農場は、岩手県花巻市にある飼育・加工から販売まで一貫して手がける日本唯一のホロホロ鳥専門農場です。 全国各地の有名レストランで愛される、上品な肉質とコクのある味わいは、本場にも負けないおいしさです。   【本イベント開催の背景】 2020年からの新型コロナウイルス感染拡大の影響で、地方自治体は「都内で物産展をなかなか開催できない」という課題を抱えることになりました。コロナ禍で減少した都市と地方の接点を取り戻し、さらには地方の関係人口を生み出すことを目指し、当社はこの度、本社所在地でもある岩手県花巻市と連携して本イベントを開催します。今後も「ポケマルふるさと納税」の参加自治体と、同様のイベントを開催していきます。さらに、生産者と消費者が対面で交流可能な場にもしていく予定です。   【ポケマルふるさと納税について】 ポケマルふるさと納税( https://poke-m.com/furusato )は、返礼品の生産者と寄附者が直接つながる、日本初のふるさと納税サービス(特許出願中)。2021年9月より開始。生産量の少ない生産者や供給が不安定な食材を扱う生産者も出品しやすい仕組みで、返礼品のラインナップ拡大が可能。また、寄附者と生産者が直接やり取りする仕組みで、発送までの日数を短縮する。寄附者と生産者・地域が「関係人口」として継続的につながるきっかけを作ることで、「返礼品合戦」がメインのふるさと納税から脱却し、中長期的に地域の活性化に寄与することを目指す。参加自治体数は24自治体、参加生産者数は233名。(2021年12月時点) 詳細: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000071.000046526.html   生産者と消費者をつなぐ国内最大級の産直アプリ「ポケットマルシェ」を運営する株式会社ポケットマルシェ(本社:岩手県花巻市、代表取締役:高橋 博之、以下「当社」)は、当社が2021年に実施した食品ロス削減に関する取り組みについてまとめました。   本来食べられる食品が廃棄されてしまう「食品ロス」は、日本では年間約570万t発生しています(注1)。食品ロスは気候変動にも大きな影響を与えていることから(注2)、削減が目指されています。SDGsのターゲット12.3においても「2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食品ロスを減少させる」ことが掲げられています。   生産者が消費者に直接販売する「ポケットマルシェ」では、流通しにくい規格外品なども説明を付して販売が可能であり、消費者はそのような商品の購入を通じて、食品ロス削減に貢献することができます。2021年はコロナ禍で生産者の販路が縮小して行き場を失った食材が多数生まれたことから、当社は食品ロス削減に注力して取り組みを展開しました。   【主なトピックス】
  1. 特設ページ「訳ありポケマルシェ」を公開し、73.6tの「訳あり食材」を販売
  2. 「未利用魚」の検索回数は前年比13.0倍、売り上げは前年比24.1倍
  3. 「#訳あってお買い得」タグのついた商品の売上は、前年比2.4倍の約8億1000万円
  4. 販路が縮小した生産者の食材を、129箇所のこども食堂へ提供
  5. 「びずめし」運営のGigi株式会社と連携し、販路が縮小した生産者の食材を「社食」として購入可能に
  【ポケットマルシェの取り組み・動向】 1. 特設ページ「訳ありポケマルシェ」を公開し、73.6tの「訳あり食材」を販売 https://poke-m.com/stories/1855 食品ロス削減を目的に、「規格外の食材」「売り先がない食材」「賞味期限が近い食材」を集めて、「なぜ”訳あり”なのか」という理由とともに紹介する特設ページ「訳ありポケマルシェ」を公開しました。2021年9月1日〜12月13日の期間で、1766品が出品され、73.6tを販売し(※)、食品ロスの削減につなげています。当該商品群に対する注文件数は計22,320件でした。   ※「訳ありポケマルシェ」ページで特集した商品のうち、重量が明らかな商品の販売数量から算出   ■「訳ありポケマルシェ」掲載商品の例 ・お得な家庭用サンふじ 約5kg   山形県東根市 寒河江司さん より 2160円(税込・送料別) https://poke-m.com/products/209926   訳ありの理由: 今年は春先の霜害で初期生育不足により、通常の年よりもサビ果など外観が悪いりんごが多い傾向にあります。味に違いはないので自宅用におすすめです。   ・年内売り尽くしセール‼️「会津ひまわり豚」加工品セット!   福島県喜多方市 長谷川優奈さん より 1620円(税込・送料別) https://poke-m.com/products/212755   訳ありの理由: 賞味期限(2022年1月6日)が近づいてきた商品のため、割引して販売しています。   「訳ありポケマルシェ」特設ページ:https://poke-m.com/stories/1855 「訳ありポケマルシェ」に関するプレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000046526.html   2.「未利用魚」の検索回数は前年比13.0倍、売り上げは前年比24.1倍 未利用魚とは、数量やサイズが揃わない、傷がついている、マイナーな魚種であるといった理由で、価値がつかず市場に出回らない魚のことです。ポケットマルシェ内における「未利用魚」を含むキーワードの検索回数は、2016年のサービス開始以降、2021年が過去最高となり、前年比13.0倍でした。また、ポケットマルシェ内で「未利用魚」として出品されている商品の売り上げも2021年が過去最高で、前年比24.1倍となりました。(※)   ※ 検索回数、売り上げともに2021年1月1日〜11月30日と2020年1月1日〜11月30日のデータを比較 ■  商品例 【未利用魚】匠の活〆!!季節の魚詰め合わせセット 小サイズ   北海道寿都郡寿都町 森貴紀さん より 2700円(税込・送料別) https://poke-m.com/products/96537   商品説明: お届けする魚の中には、聞いたことも見たこともない魚がいるかもしれません。そんな魚たちは、「市場で評価されづらい魚」なので、普段スーパーで見かけることほとんどありません。   3. 「#訳あってお買い得」タグのついた商品の売上は、前年比2.4倍の約8億1000万円 規格外品などをお得に販売したい生産者が出品の際にアピールできるように、また、訳あり食材をお得に購入したい消費者が検索しやすいように、ポケットマルシェ内に「#訳あってお買い得」のタグを設置しています。2021年における「訳あってお買い得」タグのついた商品の売上は、前年比2.4倍の、約8億1000万円にのぼりました。(※)   ※ 2021年1月1日〜11月30日と2020年1月1日〜11月30日のデータを比較 4. 販路が縮小した生産者の食材を、129箇所のこども食堂へ提供 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて販路が縮小した生産者の食材を、こども食堂に提供する取り組みを、農林水産省の事業に参画して実施しました。全国のこども食堂129箇所、想定11,113人に対して、4名の生産者の食材計約4.0tを提供し、また、食育の機会として、生産者が生産の様子や想いを語るビデオメッセージを届けました。   ■  提供食材 ・コシヒカリ:2,180kg ・緑茶ティーバッグ:48kg ・ボイルホタテ 冷凍:1,190kg ・サーモン 冷凍:580kg 計 3,998kg   ■  こども食堂の運営者やこども食堂を訪れた方からの反響 ・真っ白のこしひかり、おいしそうな美しいグリーンの緑茶、新鮮なサーモン、たっぷり大振りのほたて、どれも通常なら「みんなの食堂」では購入できないものばかりで、箱を開けた瞬間に驚きと嬉しさがあふれました。早速本日の食堂から使わせていただきます。今日は小中学校の終業式です。一年頑張った子ども達へのご褒美になります。ありがとうございました。(越前市「みんなの食堂」実行委員会)   ・その生産地の気候や特徴、食材の種・卵からの育て方が、事細かにたっぷり10分説明があったので、食材についてよく分かりました!インタビュー方式でもあったので、見ている側のいろいろ知りたいことを聞いてもらっているような感じがして、双方向の印象を持ちました。子ども達も興味深そうに見ていました!  

SATO☆くろせ 提供

  本取り組みに関するプレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000049.000046526.html 食材提供先のこども食堂からの声をまとめたnote記事:https://note.com/pocket_marche/n/nc42246db17d9   5. 「びずめし」運営のGigi株式会社と連携し、販路が縮小した生産者の食材を「社食」として購入可能に 企業の福利厚生である「社食」として飲食店を利用可能なサービス「びずめし」を運営するGigi株式会社と連携し、コロナ禍の影響を受けて販路が縮小した生産者の食材を「社食」として「びずめし」上で購入可能にすることで、テレワーク中の従業員と生産者を同時に応援する実証実験を開始しました。実証実験には、5名の生産者が参加しています。  

「びずめし」画面

  本取り組みに関するプレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000058.000046526.html   【当社代表取締役 高橋のメッセージ】   味は同じでも、見た目で野菜の価値が決まるのはなぜでしょうか? 大規模流通の都合で、形が不格好な野菜は規格外とされ、評価が下がるからです。そうした野菜の中には、畑にすきこまれ次の作物の肥料にされてしまうものもあります。また、希少な魚を水揚げできたものの、まとまった量を出荷できないため大規模流通に乗せられず、海に廃棄されてしまうこともあります。ですが、消費者の中には、たとえ曲がったキュウリでも味が同じであれば気にせず買いたいという人もいますし、スーパーでは手にできない希少な魚を買いたいという人もいます。   自律分散型流通である「ポケットマルシェ」は、これまで、そうした大規模流通からはじかれた食材を、必要としてくれる消費者につないできました。また、消費者からは、直接生産者とつながることで、生産の苦労や思いを知り、感謝の念が生まれ、食材を捨てられなくなったという声も多く聞かれます。食品ロスの本質は、生産者と消費者、都市と地方の分断にあると私たちは考えています。ポケットマルシェは、生産者と消費者の間に立ちはだかる壁を乗り越え、生産と消費を地続きにすることで、食品ロス削減に今後も貢献していきたいと思います。   【食品ロス削減に関するポケットマルシェユーザーの声】 ・生産者さんがどんな想いでどんな風につくっているかを知ってから、食材への向き合い方が全く変わりました。皮も根っこもすべて、余す所なくおいしくいただいています。(50代・女性)   ・以前は、食べるのはどちらかと言えば面倒で、仕事をしながら片手間で簡単に済ませることが多かったです。でも、生産者さんの存在とその苦労や熱意を知って、食べものが個性を帯びたものになり、食べることを大事にするようになりました。生産者さんや生産の背景について話しながら、家族で囲む食卓を楽しんでいます。(30代・女性)   当社のサステナビリティページより:
SUSTAINABILITY
  注1:農林水産省・環境省による令和元年度推計値より 注2:IPCCが2019年に公表した報告書「Climate Change and Land(気候変動と土地)」より 株式会社ポケットマルシェ(本社:岩手県花巻市、代表取締役:高橋 博之、以下「当社」)が、2021年9月よりスタートした国内初の国内初のふるさと納税サービス、返礼品の生産者と寄附者が直接つながる「ポケマルふるさと納税」に、2021年12月より秋田県にかほ市と島根県江津市が参加しました。これにより、「ポケマルふるさと納税」への参加自治体数は24自治体、参加生産者数は233名となりました。   2021年のふるさと納税申し込みの期限が12月31日までと迫る中、「ポケマルふるさと納税」には、家族が集まる年末年始の帰省シーズンにもぴったりな、お肉や魚介類をはじめとした、大人数で楽しめる大容量の返礼品が出品されています。 ポケマルふるさと納税: https://poke-m.com/furusato   【2021年のポケマルふるさと納税について】 2021年9月にサービスを開始した、返礼品の生産者と寄附者が直接つながる国内初のふるさと納税サービス「ポケマルふるさと納税」に、12月より新たに秋田県にかほ市と島根県江津市が参加しました。これにより、「ポケマルふるさと納税」への参加自治体数は24自治体、参加生産者数は233名となりました。   「ポケマルふるさと納税」は、生産量の少ない生産者や供給が不安定な食材を扱う生産者も出品しやすい仕組みであり、返礼品のラインナップを拡大することが可能なほか、寄附者と生産者が直接やり取りする仕組みで、発送までの日数を短縮することができるため、年内の申込みであればお正月に間に合う返礼品もあります。   【出品中の返礼品】 「ポケマルふるさと納税」には年末年始にぴったりの、家族や友人など大人数で楽しめる大容量の返礼品が出品されています。   ◆ 大容量のお肉の返礼品 白金豚まるごとセット 1箱で1頭制覇!豚肉の全部位を食べ比べセット 納税額 18,000円(送料無料) 岩手県花巻市 髙橋誠さんより [概要] 白金豚のお肉一頭分から、各部位を少しづつ集めて、まるごと味わえるセットにしました。筋繊維がきめ細かく、ジューシーで噛むと口いっぱいに旨味があふれるのが特徴です。 ヒレブロックやロースの切り身など、全6種を食べ比べて、その違いを楽しめます。 https://poke-m.com/furusato/products/114450   小鹿後ろ足まるごと1本 納税額 46,000円(送料無料) 山梨県北都留郡丹波山村 保坂幸德さんより [概要] 山梨県丹波山村産の鹿の「小鹿後ろ足」です。捕獲したシカを、村内の加工場で2時間以内に解体し、その後4日間じっくりと熟成させました。小鹿の肉は非常に柔らかく、そして臭みが少ないのが特徴です。また、熟成することで、しっかりと旨味を閉じ込めています。BBQ等で一本まるごと網の上に置き、焼けた表面をナイフそぎ落としながらワイルドに調理するなど様々な楽しみ方ができます。 https://poke-m.com/furusato/products/75529   ◆ 大容量の魚介類の返礼品 食べ放題向け 北海道噴火湾森町産 生食用大粒牡蠣30個入り 納税額 22,000円(送料無料) 北海道茅部郡森町 岩村雅弘さんより [概要] 徹底した管理により、プランクトンが豊富な環境にして、肥えさせた牡蠣です。真牡蠣・大粒なので濃厚な味わいです。そのまま生で食べても、蒸して食べても美味しいです。 https://poke-m.com/furusato/products/204502   阿曽浦漁港で育てた魚類最高峰 クエ丸ごと1尾 納税額 54,000円(送料無料) 三重県度会郡南伊勢町 橋本純さんより [概要] 三重のリアスの恵みが育んだ阿曽浦の漁場で、養殖期間4年をかけてしっかり育て上げた魚類最高峰のクエです。皮と身の間に旨味をひきたせる真っ白な脂があり、身はもっちりとした透き通る白身です。アラからは最高のだしが出ることからも捨てる所がない魚と言われます。天然物のクエは漁獲量が少なく、市場にあまり出回りにくい中、最高級魚を自宅で楽しめます。 https://poke-m.com/furusato/products/109543   深浦サーモン丸ごと1尾 納税額 18,000円(送料無料) 青森県西津軽郡深浦町 野呂英樹さんより [概要] 卵から稚魚、幼魚までを、世界自然遺産の白神山地の水で育て、昨年秋に海のイケスに入れ、青森の冷たい海の水で大きく育てました。漁獲後すぐにプロトン凍結しており、鮮度が良い状態で冷凍しています。生食を想定して育てたサーモンですので身に脂がのっており、お刺身はもちろん煮ても焼いてもパサつくことなく、非常に美味しく召し上がっていただけます。カルパッチョやしゃぶしゃぶ、アヒージョもおすすめです。 https://poke-m.com/furusato/products/123676   ◆ 大容量の果物の返礼品 訳あり有田みかん 10kg 納税額 11,000円(送料無料) 和歌山県有田郡有田川町 平畑信文さんより [概要] 有田みかんのトップブランド産地の田口地区でこだわって栽培しています。ただ甘いだけのみかんではなく、うまみとコクがあり、”いつまでも甘みが舌に残る”平武農園のこだわりのみかんです。サイズはおまかせ、黒い斑点がある、模様があるなどの理由で訳あり商品としていますが、味には影響がないため、美味しく召し上がっていただけます。自宅用として人気の商品です。 https://poke-m.com/furusato/products/116492   信州産りんご『完熟サンふじ【中玉】』10箱(32〜36個入り) 納税額 21,000円(送料無料) 長野県須坂市 宮川幸平さんより [概要] 国内生産量No. 1のポピュラーな品種です。袋をかけずに太陽光をふんだんに浴びて栽培しています。果肉の中には完熟の証の飴色の蜜が入り、爽やかな酸味と甘味のバランスが絶妙です。信州りんご『完熟サンふじ』はご家庭用、贈答用どちらでも人気です。 https://poke-m.com/furusato/products/209293   【ポケマルふるさと納税について】 ポケマルふるさと納税( https://poke-m.com/furusato )は、返礼品の生産者と寄附者が直接つながる、日本初のふるさと納税サービス(特許出願中)。2021年9月より開始。生産量の少ない生産者や供給が不安定な食材を扱う生産者も出品しやすい仕組みで、返礼品のラインナップ拡大が可能。また、寄附者と生産者が直接やり取りする仕組みで、発送までの日数を短縮する。寄附者と生産者・地域が「関係人口」として継続的につながるきっかけを作ることで、「返礼品合戦」がメインのふるさと納税から脱却し、中長期的に地域の活性化に寄与することを目指す。参加自治体数は24自治体、参加生産者数は233名。(2021年12月時点) 詳細: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000071.000046526.html    生産者と消費者をつなぐ国内最大級の産直アプリ「ポケットマルシェ(ポケマル)」を運営する株式会社ポケットマルシェ(本社:岩手県花巻市、代表取締役:高橋 博之、以下「当社」)は、「自然環境の変化」について生産者から寄せられた声を連載形式の記事にし、2021年12月15日(水)より「ポケットマルシェ」上で公開します。気候変動が深刻化する中で、日々自然に接する生産者が目にしている環境の変化を消費者に伝え、対応する方法を共に考えていきます。 URL: https://poke-m.com/stories/1964     【背景】 SDGsの目標13として「気候変動に具体的な対策を」が掲げられ、また、2021年10月〜11月には国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)が開催された中で、気候変動問題に対して世界的に関心が高まっています。2021年8月に公表されたIPCCの第6次評価報告書では、地球温暖化が進行すると大雨などの「極端現象」の深刻さが増大することや、数十年の間に温室効果ガスの排出が大幅に減少しない限り、世界平均気温が今世紀中に2℃を超えることが予測されています(※1)。   そのような状況下で、約6,300名の「ポケットマルシェ」登録生産者からも「気温・海水温上昇の影響で、例年より収穫量・漁獲量が減少した」「高温により、品質の維持が難しくなっている」「豪雨の影響で収穫前の作物に被害が出た」といった声が日々届いています。気候の影響を強く受ける生産現場では、生産者が深刻な環境の変化に直面しており、それはやがて私たちの食卓にも影響を及ぼします。   気候変動を加速させる要因の一つに「分断」があると当社は考えます。消費者と生産者、都市と地方、人間と自然の分断が進んだことにより、様々な場面で顕在化している気候変動の影響が見えづらくなっています。さらに、バリューチェーンの分断により、知らずに気候変動の拡大に加担してしまう場合もあります。   「ポケットマルシェ」の生産者と消費者をつなぐ仕組みは、分断を乗り越える仕組みでもあります。これまでも当社は生産者約6,300名のネットワークから届いた気候変動問題に関する情報を公開してきましたが、さらに発信を強化すべく、この度、「ポケットマルシェ」上で「自然環境の変化と向き合う生産者の声」を伝える記事の連載を開始します。深刻な環境の変化を消費者に知ってもらい、変化に対応する方法を生産者と消費者の両者で模索する流れを作りたいと考えています。今後は、現状を知って何か行動しようとする方を後押しする仕組みの構築も当社で行っていく予定です。   ※1:2021年8月 環境省「IPCC AR6/WG1報告書の政策決定者向け要約(SPM)の概要」より   【概要】 農業、漁業、畜産業に携わる10名以上の「ポケットマルシェ」登録生産者に、環境の変化と生産への影響に関するヒアリングを実施しました。さらに、変化が深刻化している中で、消費者に伝えたい想いをお聞きしています。  

ヒアリングの様子

  ヒアリングした内容は、「生産者から消費者の方へ宛てた手紙」の形式で、「ポケットマルシェ」上の「マガジン」記事として公開します。日々自然に接する生産者だからこそ気づく環境の変化について、その深刻さをいち早く知らせたいという想いから、連載名は「生産者さんからみなさんへ 〜自然環境の変化と向き合う #カナリアの声〜」としました。第1回目として、福井県小浜市でサバの養殖を行う横山拓也さんの記事を12月15日(水)に公開しました。   URL: https://poke-m.com/stories/1964   【記事での発信内容】 生産者からヒアリングした環境の変化について、記事では以下のように発信をしています。(記事本文から一部抜粋)   【当社代表取締役 高橋博之のコメント】 この10年、日本各地の農山漁村を訪ねてきました。農家や漁師から最も多く耳にしたことは、環境の異変に伴い、各種生産の難易度が上がっているということです。猛暑、巨大台風、集中豪雨、高水温などの影響によって、漁獲量や収穫量が激減するなど、気候変動の矢面に立たされている各地の生産者はすでに様々な形で実被害を受け始めています。   何らかの危険が迫っていることを知らせる前兆を指す慣用句に「炭鉱のカナリア」があります。毎日自然に働きかけて生産している農家や漁師は、まさしく現代の気候変動時代におけるカナリアのような存在なのです。しかし、食べものの裏側が見えない大規模流通では、その声はかき消されてしまいます。ですので、食べものの裏側の生産者を可視化したポケットマルシェは、そうした声を拾い集め、消費者に伝えていきたいと思います。そして、消費者にも環境の問題を自分事として考えてもらうことで、生産と消費の分断を乗り越えていきたいです。  

生産現場を訪問する高橋

  【当社の気候変動問題への取り組み】 2020年7月: 生産者が出品時に利用できる「#豪雨被害で困っています」タグを設置 令和2年7月豪雨の被災生産者への支援として、豪雨の被害を受けた生産者が「#豪雨被害で困っています」タグを使用して出品できるようにしました。これにより、消費者はタグから被災生産者の商品を探し、購入という形で応援をすることが可能になりました。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000046526.html   2020年9月: 生産者が出品時に利用できる「#台風被害で困っています」タグを設置 台風9号・10号の被災生産者への支援として、台風の被害を受けた生産者が「#台風被害で困っています」タグを使用して出品できるようにしました。また、「ポケットマルシェ」内の記事やSNSで、生産現場への被害に関する情報発信を行いました。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000046526.html   2021年8月: 被災生産者を金銭面で応援可能な「まごころ商品」の販売を開始 台風8号や令和3年8月豪雨などの自然災害が続いたことを受け、被災により当面の生産活動や生鮮品の出品が困難になった生産者を金銭面で応援可能な「まごころ商品」の販売を開始しました。購入者には応援へのお礼として、生産者と当社スタッフからのお礼の手紙と、「ポケマルステッカー」が送られます。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000065.000046526.html   【当社の考える「持続可能な社会」について】 「持続可能な社会」の実現が叫ばれる今、当社の考える「ありたい社会」とそこにいたる道筋について詳述する「サステナビリティページ」を、コーポレートサイト上で公開した。本来不可分であったはずの消費者と生産者、都市と地方、人間と自然の分断が進んだことにより、社会の持続可能性は脅かされている。分断された両者をつなぎ、「共助」の関係性を育むことが「持続可能な社会」の実現につながる。   サステナビリティページ: https://ame-kaze-taiyo.jp/sustainability/