全国の農家や漁師などの生産者と消費者をつなぐ国内最大級の産直アプリ「ポケットマルシェ」を運営する株式会社ポケットマルシェ(本社:岩手県花巻市、代表取締役:高橋 博之、以下「当社」)は、困難に直面している生産者の応援と、食品ロス削減を目的に、規格外の食材・売り先がない食材・賞味期限が近い食材をオンラインで購入できる「訳ありポケマルシェ」を開催中です。すでに、複数の食材が「ポケットマルシェ」上で完売するなど、反響を呼んでいます。 https://poke-m.com/stories/1855     【背景】 SDGsが国連総会で採択された9月25日を含む約1週間は、毎年、各国でSDGsの推進と達成に向けて意識を高め行動を喚起する「SDGs週間(GLOBAL GOALS WEEK)」とされています(注1)。   「ポケットマルシェ」には、長雨や猛暑といった気象の影響などが理由で規格外となった食材や、長引くコロナ禍で販路が縮小し、売り先がなくなったり、売れ行きが悪く賞味期限が迫っている食材など、食べられるのにも関わらず廃棄の可能性がある食材が多数出品されています。今、困難に直面している生産者の食材を、「なぜ“訳あり”なのか」という理由を知った上で選んでいただける方に届け、食品ロスの削減に寄与するべく、特設ページ「訳ありポケマルシェ」を公開しました。   注1:GLOBAL GOALS WEEK https://globalgoalsweek.org/   【概要】 特設ページ「訳ありポケマルシェ」にて、規格外の食材、売り先がない食材、賞味期限が近い食材を集めて、「なぜ”訳あり”なのか」という理由とともに紹介しています。本ページからは、9月17日(金)時点で、128品の食材をお探しいただけます。 https://poke-m.com/stories/1855     【「訳ありポケマルシェ」への反響】 「訳ありポケマルシェ」を2021年8月30日(月)に公開したところ、複数の食材が「ポケットマルシェ」上で完売となりました。   「ポケットマルシェ」の利用者からは、生産者と直接やり取りができる「コミュニティ」機能を通じ、「訳ありポケマルシェ」で紹介した商品の生産者に宛てて「[訳あり]とありますがどこが訳ありなのか、、、とっても立派なレンコンです」「賞味期限ももうしばらくありお買い得でした‼️有難うございました。そしてご馳走様でした」といった声が寄せられています。   【現在出品中の商品(一部)】 ■ 規格外の食材 新鮮朝採り発送☆訳あり ナガノパープル 約1.5kg(切り落とし房の詰め合わせ) https://poke-m.com/products/182608 3,866円(税込・送料別) 長野県須坂市 越 晋之さんより   [訳ありの理由] キズ等のものではなく、出荷行程の際にできるはねだし房(2粒以上の、ごくまれに1粒)を詰め合わせたもので、どの粒もお味に影響はございませんので、ご安心ください。   ■ 売り先がない食材 【訳あってかなりお得です】いちごジュレ90ml×6個セット https://poke-m.com/products/185621 2,000円(税込・送料別) 佐賀県神埼市 香月 涼子さんより   [訳ありの理由] コロナ禍で行き先が無くなった商品です。通常ですと催事でお客様の手に渡っていたであろう商品が、度重なる緊急事態宣言で客足が遠のき残ってしまいました。廃棄をしたくないので、皆様のご協力をお願いします。   かなりデカい牡蠣フライ!大サイズ 10個×3袋で30個!だいぶ旨いやつですよ。

https://poke-m.com/products/185332 3,218円(税込・送料別) 宮城県宮城郡松島町 菊地 桂太さんより   [訳ありの理由] 飲食店からのオーダーで冷凍して準備をしていました。 ところが、コロナの影響で受注していた飲食店が廃業になり、せっかく冷凍保管していた牡蠣の行く場がなくなってしまい、出品となりました。   ■ 賞味期限が近い食材 【訳あり★特別価格】無添加!旨辛・遠野レッドパドロンチョリソー(ビッグサイズ) https://poke-m.com/products/187087 1,980円(税込・送料別) 岩手県遠野市 吉田 敦史さんより   [訳ありの理由] 本来はビアパブなどの飲食店様向けに開発した商品ですが、新型コロナウイルスの影響が長期化し、飲食店様向けに準備した在庫を消化することはなかなか難しく、お客様に販売できる賞味期限も迫ってきてしまいました。このままでは廃棄せざるを得なく、私どもとしても大変心苦しい限りです。そこで、このまま廃棄することになるより、このおいしさをできる限り多くのお客様にお届けできればと考え、今回、特別価格にて販売することといたしました。全国の農家や漁師などの生産者と消費者をつなぐ国内最大級の産直アプリ「ポケットマルシェ」を運営する株式会社ポケットマルシェ(本社:岩手県花巻市、代表取締役:高橋 博之、以下「当社」)は、当社の「食を通じた関係人口創出事業」の一環として、静岡県と連携し、コロナ禍における消費者のニーズに対応した取り組みを実施します。産直EC業界初となる自治体と共同開発したコラボ商品の販売や、県産食材を紹介する特設ページの公開等を通じて、消費者が静岡県産の食材や静岡県の生産者を知って関わりを持つ機会を増やし、その魅力を感じてもらうことで、関係人口の創出につなげます。 特設ページ:https://poke-m.com/lp/gov-shizuoka   【背景】 緊急事態宣言を19都道府県で延長することが9月9日(木)に発表されるなど、新型コロナウイルス感染拡大の影響が続く中で、コロナ禍における「在宅調理の増加に伴う”時短ニーズ”」や「外食の代替として自宅で食材、調理を楽しむ“プチ贅沢ニーズ”」といった消費者の行動変容に応えるべく、当社は静岡県と連携し、産直EC業界初となる自治体との共同商品開発等の取り組みを実施します。   今回の取り組みを通じて、消費者が静岡県の食材や生産者について知り、その魅力を感じられる機会を作ります。「ポケットマルシェ」上での生産者とのやりとり等をきっかけに、継続的に静岡県の魅力に触れてもらうことで、地域や地域の人々と多様に関わる「関係人口」の創出を目指します。   【取り組み概要】 令和3年度は下記の取組みを実施いたします。 1. 県産食材を使用したコラボ商品の共同開発 2. 県産食材の魅力を伝える特設ページの公開 3. 県内生産者を対象にした産直EC説明会の実施   ◆ 詳細 1. 県産食材を使用したコラボ商品の共同開発 当社と静岡県が、料理研究家監修のもと、共同で3品のコラボ商品の開発を行いました。「在宅調理の増加に伴う”時短ニーズ”」や「外食の代替として自宅で食材、調理を楽しむ“プチ贅沢ニーズ”」といったコロナ禍での消費者の行動変容に応じた商品を用意しています。商品には県産食材を使用し、2021年9月16日(木)よりポケットマルシェ上で静岡県の生産者が販売します。2021年12月には、新たに4品のコラボ商品の販売を予定しています。   【商品内容】 ◆ 静岡県の野菜が“ギュッ!“と詰まった ポケマルベジカレー ◇ 使用した県産食材 ミニトマト、パプリカ、小松菜、枝豆   ◇ 商品紹介 「枝豆」をメインに「トマト」「パプリカ」「小松菜」がたっぷり入った、ヴィーガン対応の野菜カレーです。辛さを抑えたマイルドな仕上がりなので、お子様にも喜んでいただきやすい味わいとなっています。レトルトパウチになっているので、忙しくて時間のない時の時短ごはんとしても最適です。   内容量:200g/袋×5 (※5食分) 販売価格:3,330円(税込) 商品ページ:https://poke-m.com/products/185655   ◆ 静岡限定コラボ!富士金華豚と三ヶ日みかんソースのプチ贅沢セット ◇ 使用した県産食材 富士金華豚、三ヶ日みかん   ◇ 商品紹介 富士山麓で育ち、市場には出回らない希少な豚肉「富士金華豚」と、たっぷりの光を浴びて甘く育った陽だまりファームの三ヶ日みかんのさっぱりとしたソースがセットになった商品です。ソースの甘みと酸味が、豚肉の脂の旨味に絶妙にマッチします。   内容量:富士金華豚計900g【ステーキ切身2枚(300g)、焼肉スライス(300g)、薄切りスライス(300g)】、 みかんソース 320g/袋(※4食分) 販売価格:6,257円(税込) 商品ページ:https://poke-m.com/products/185848   ◆ 静岡のめぐみ贅沢詰め合わせ 〜伊勢海老・わさび・深蒸し茶〜 ◇ 使用した県産食材 伊勢海老、わさび、深蒸し茶   ◇ 商品紹介 刺し網漁で取れた新鮮な伊勢海老と、世界農業遺産で登録された「畳石式」という伝統栽培を用いて、天城山麓の湧き水で育った香高いわさび、佐京裕産のヤブキタ新茶100%を使用した深蒸し茶を詰め合わせた、静岡の味覚をふんだんに味わうことができる限定アソート商品です。   内容量:伊勢海老 500g(2~3尾)、わさび 120g(1~4本)、深蒸し茶 10g×6種セット 販売価格:7,932円(税込) 商品ページ:https://poke-m.com/products/181427   2. 県産食材の魅力を伝える特設ページの公開 ”「日本一」に溢れる食材の王国 静岡”と称して、2021年9月16日(木)にポケットマルシェ内にて、静岡県産の食材を紹介する特設ページを公開しました。今回開発したコラボ商品や、静岡県が独自の価値や特徴をもつ生産品として認定した「しずおか食セレクション〜頂(いただき)〜」の商品、県産食材使用かつ商品化後2年以内の加工品が対象のコンクール「ふじのくに新商品セレクション」選出商品などを紹介しています。   特設ページ:https://poke-m.com/lp/gov-shizuoka   3. 県内生産者を対象にした産直EC説明会の実施 生産者の新規販路開拓支援を目的に、静岡県内生産者に対し、2021年8月19日(月)にポケットマルシェの出品説明会を実施しました。説明会には23名の生産者が参加し、実施後のアンケートでは「昨今の社会事情により新たな販路開拓として、こちらの取組は魅力的」という声が聞かれました。   【担当者のコメント】 静岡県経済産業部マーケティング課より 新型コロナウイルスの感染症拡大により、消費者の皆様の購買行動は、大きく変わりました。具体的には、生鮮品を含めた食料品の通販サイトからの購入の増加や、在宅調理が増えたことによる、ミールキットなど時短調理のニーズの増加などです。 消費者が通販サイトで商品を購入する際には、安心できる「ブランド」や「銘柄」で選ぶ傾向が強いといわれており、食料品でも同じことが起こっています。 ポケットマルシェ様は、「産直サイト」の代表として、全国の一流の生産者と消費者を直接つなぐ役割を果たしてこられました。今回の取組を通じて、消費者の皆様に静岡県の「多彩」で「高品質」な農林水産品を認知していただくとともに、これまでECを十分に活用できておられなかった県内の生産者の皆様が消費者と直接つながることができることを、強く期待しています。   【当社の「食を通じた関係人口創出事業」について】 生産者支援、販路拡大、関係人口づくりに取り組む自治体・企業活性化関連企業をサポートします。「ポケットマルシェ」を活用した生産者の「直販」支援や、地産品の認知向上・販売プロモーション支援を通じて、ともに地域の関係人口創出を推進します。段階や予算に応じて、柔軟にサポート可能なメニューを用意しています。   特設ページ:https://ame-kaze-taiyo.jp/government/   【これまでの自治体連携実績(一部)】 ◆ 大阪府柏原市 2021年7月:柏原市の特産品「柏原ぶどう」を生産者が販売するライブコマースを開催 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000060.000046526.html   ◆ 北海道石狩市 2020年11月:石狩市、石狩市農業協同組合と3者で連携し、石狩市農業協同組合の職員による出品作業・注文管理・発送作業などのサポートや、当社による直販実施に関する勉強会・電話サポートを実施 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000029.000046526.html   ◆ 佐賀県 2020年6月:生産者向け研修や当社公認の現地サポートスタッフによる産直プラットフォーム出品支援の実施や、特設ページの開設、消費者へのクーポン配布を実施 https://ame-kaze-taiyo.jp/news/202006231000469/   ◆ 和歌山県 2019年10月:和歌山県産品特設ページの公開や、直販実施に関する勉強会を開催 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000046526.html学校法人立命館 株式会社ポケットマルシェ   立命館災害復興支援室(※)と、株式会社ポケットマルシェ(本社:岩手県花巻市、代表取締役:高橋博之)が運営する東北の農家・漁師の姿を伝え続ける「東北食べる通信」は、立命館関係者をはじめ一般の方を対象に、第4回「0泊2時間 東北食べるツアー ~生産者と語ろう~」(以下、東北食べるツアー)を、10月16日にオンラインで開催いたします。   東北食べるツアーは東北自慢の食材を自宅に届け、現地の生産者とオンラインでつながり、東日本大震災から10年が経った東北の「今」を、知って・学んで・味わう全6回のオンラインイベントです。第1~3回では、のべ60人の学生や校友、一般の方にご参加いただきました。 今回は岩手県陸前高田市から、寒冷な東北では非常に珍しい「新生姜」をテーマとして、生産者の菊地康智さんをゲストに迎えます。現地の「人」と「食」を通じて、その地ならではの魅力を体験し、復興を目指すまちや人々をより身近に感じ、気づきを得ていただきたいと考えています。   ■第4回「0泊2時間 東北食べるツアー ~生産者と語ろう~」<岩手県陸前高田市・新生姜> 概要

生産者:菊地康智さん 撮影:イトウタカムネ

日   時: 2021年10月16日(土) 13:00~15:00 開催方法: オンライン(Zoom) 対 象 者: どなたでもご参加いただけます 参 加 費: 2,680円(1,700円+送料980円) <以下3点を含みます> ・東北食べる通信(A4サイズ、全23ページ) ・採れたての「新生姜」250グラム ・生産者からの手紙 内 容:
(1) 「奇跡の一本松」がある高田松原津波復興祈念公園から中継 (2) 農園ツアー <こだわり新生姜の収穫、意外と知らない豆知識や効能を伝授!> (3) “生産者と語ろう”トークセッション <生産者とじっくり交流を深める時間> ※雨天時は一部内容が変更する可能性があります。
申込方法: 食べる通信サイトよりお申込ください【締切:10月10日(日)12:00】       https://secure.taberu.me/refill/tohoku_185 ※アカウント登録が必要です(無料)   ※立命館災害復興支援室について 立命館災害復興支援室は、東日本大震災発生直後の2011年4月の設置以降、学生・教職員のボランティア派遣や、企業・自治体と連携した復興支援プロジェクトなどを実施し、多くの学生・教職員が学び、活動を続けてきました。本イベントは、コロナ禍で気軽に遠方へ出向くことができない状況が続くなか、現地に足を運ばなくても、東北の魅力を体験し、かつ復興を目指す人々を応援する“新たな復興支援”として取り組んでいます。   ■前回(第3回 福島県桑折町・桃)の参加者の声 ※一部紹介 「震災後、一度も福島を訪問したことがないため、オンラインの機会を活かして福島の方や復興の様子を知りたいと思いました。また、農業・桃というテーマが身近で参加しやすかったです」 「今まで食べていたものは、誰かが丹精込めて作ってくれていたのだと実感しました」 「生産者さんの魅力がぎっしり詰まった素敵なイベントでした。より福島が好きになりました」 「なかなか出かけられない昨今の状況で、生産者のお二人との桃園散策は自然豊かでとても癒されました」   ■第4回の生産者について 岩手県陸前高田市の農家・菊地康智(やすとも)さん(37)。 千葉県で生まれ育ち、東日本大震災をきっかけに岩手県陸前高田市に孫ターン。陸前高田市は最も津波の被害が大きかった地域の一つ。市街地は壊滅的となり、7万本の松林が1本を残して流出した映像は記憶に新しい。目標もなく都会で働いていた菊地さんだが、震災で家族や祖先のつながりを感じ、高田のために働きたいと一念発起。震災直後、避難所で人々の身体を温めていた「生姜」の栽培を始める。 ※当日は農家としての生き方・考え方、菊地さんを変えた東日本大震災の経験もお話いただきます。   ■東北食べる通信について https://tohokutaberu.me/ (株)ポケットマルシェが運営する食べもの付き定期購読誌。2013年創刊。 毎月、東北各地で独自の哲学やこだわりを持って食材をつくる東北各地の農家・漁師の姿をクローズアップした特集記事とともに、彼らが収穫した食べものをセットでお届けしています。「食の向こうに人がいる」という、当たり前なのに忘れがちな食の原点を伝えています。   ■「0泊2時間 東北食べるツアー ~生産者と語ろう~」 年間スケジュール(予定含む)
日程 テーマ 生産者
第1回 開催済 2021年4月18日(日) 岩手県山田町「赤皿貝」 佐々木 友彦 氏
第2回 開催済 2021年6月19日(土) 岩手県釜石市「ドンコ」 佐々木 洋裕 氏
第3回 開催済 2021年8月21日(土) 福島県桑折町「桃」 羽根田 幸将 氏
第4回 申込受付中 2021年10月16日(土) 13:00〜15:00 岩手県陸前高田市「新生姜」 菊地 康智 氏
第5回 2021年 12月(予定) 岩手県大槌町「鹿肉」 兼澤 幸男 氏
第6回 2022年 2月(予定) 岩手県大船渡市「わかめ」 千葉 豪 氏
※生産地の気候や作物の生育状況により、生産者が変更になる可能性がございます。   【会社概要】 学校法人立命館 創立:1900年5月19日 朱雀キャンパス(法人本部):京都市中京区朱雀町1 学生・生徒・児童数:52,044名、教職員数:3,609名 (2021年5月現在) ・2大学、4附属中学校・高等学校、1附属小学校を運営   会社名: 株式会社ポケットマルシェ 代表者名: 高橋博之 所在地: 岩手県花巻市藤沢町446-2 東京オフィス:東京都渋谷区千駄ヶ谷3-26-5 金子ビル3F 事業内容: ・生産者と消費者を直接繋ぐCtoCプラットフォーム「ポケットマルシェ」の企画・開発・運営 ・食べもの付き情報誌「食べる通信(R)」の普及・多地域展開の促進、「東北食べる通信」の企画・運営 ・生産者の販路拡大・地産品の認知向上・関係人口創出を目的とした自治体支援施策の企画・実施 ・産直食材を活用したキャンペーンや福利厚生プラン等の企業向けプログラムの企画・実施生産者と消費者をつなぐ国内最大級の産直アプリ「ポケットマルシェ(ポケマル)」を運営する株式会社ポケットマルシェ(本社:岩手県花巻市、代表取締役:高橋 博之、以下「当社」)は、この度、代表高橋が考案した「関係人口」の創出プロセスを明らかにすることで、関係人口創出をより促進することを目的に、一般財団法人社会変革推進財団(理事長:大野 修一、以下「SIIF」)の支援のもと、研究組織「関係人口研究室」を発足しました。取り組みの第一弾として、休眠預金を活用し、ポケットマルシェ登録ユーザのうち5,600名を対象に、産直アプリを通じた関係人口創出に関する調査を実施しました。   【調査の背景】 当社は「個と個をつなぐ」をミッションに掲げ、生産者と消費者を直接つなぐ産直アプリ「ポケットマルシェ」を2016年9月より運営してきました。コロナ下で直販利用のニーズが高まり、現在約5,700名の生産者と35万名の消費者が登録しています。生産者と消費者が直接やり取りできる「コミュニティ」や「メッセンジャー」などのSNS機能を通じて、アプリ上で数々のつながりが生まれ、さらには地域に足を運ぶ消費者も現れるようになりました。   そこで、これらの実態を把握することで、関係人口が生まれるプロセスを可視化し、今後の地域活性に役立てることができると考え、「関係人口研究室」による取り組みの第一弾として、SIIFの支援のもと休眠預金を活用し、関係人口創出に関する実態調査を行いました。また、関係人口を創出する意義の一つに、つながりが作られることによる「ウェルビーイング(注)の向上」があると考え、生産者との関係性とウェルビーイングの関連性についても調査しました。   注:充実した状態、幸せな状態を指す。   【調査結果サマリ】 1)オンライン契機の関係人口について生産者と仲の良いユーザの約7割(71.3%)が、生産者のいる地域を訪れたいと回答 産直アプリの利用を通じて、食材や生産者のみならず、その先にある地域にまで関心が広がり得ることがわかる。 ・実際に100名以上のユーザが生産現場を訪問 割合としては少ないものの、地域と関わる関係性が生まれ始めている点が特徴。 ・生産者と購入を超えた関係性にいたったきっかけは、「購入に関するやり取り」が最多 トップの「購入に関するやり取り」が22.2%、続いて「食材の美味しさ」が18.8%、「生産者の発信」が18.7%と、産直アプリを通じた購買体験が、関係性の構築に寄与し得ることが窺える。 2)ウェルビーイングについて ・「何回も購入している生産者」「周りの人や他のポケマルユーザーにお勧めしたくなる生産者」「その生産者のいる地域で災害などが起きたとき、気にかける生産者」がいると回答したグループは、そうではないグループより、ウェルビーイングが高い人が多い 上記グループは、そうではないグループよりウェルビーイングが高い人の多さが有意となった。   【総括】 産直アプリ「ポケットマルシェ」での購買体験を通じて生産者と関係性を深め、地域に関心を持ち、実際に生産現場を訪れるユーザが現れていることから、オンラインでのやり取りが関係人口に発展し得ることが示唆された。また、生産者との関係性が深いユーザは「ウェルビーイング」が高い傾向が見えてきた。今後も調査を継続し、関係人口の創出プロセスや、関係人口創出とウェルビーイング向上の相関性を明らかにしていく。   【調査結果詳細】 1)オンライン契機の関係人口について ■ 生産者と仲良くしているユーザの約7割が、生産者のいる地域を訪れたいと回答     「生産者と仲良くしている(販売・発送以外のやりとりをしている)」と回答したグループにおいて、ポケマルで出会った生産者さんがいる地域を訪れたいかを問う設問に対して、71.3%が「当てはまる」もしくは「やや当てはまる」と回答した。産直アプリの利用を通じて、食材や生産者のみならず、その先にある地域にまで関心が広がり得ることがわかる。   ■ 100名以上のユーザが生産現場を訪問     商品を購入した生産者との関係性を問う設問では、103名が「生産現場へ訪問したことがある」、21名が「生産現場で宿泊をしたことがある」と回答した。割合としては少ないものの、「関係人口」とも言える地域と関わる関係性が生まれ始めていることがわかる。   ■ 生産者と、産直アプリにおける「売り手と買い手」を超えた関係性にいたったきっかけは、「購入に関するやり取り」が最多で2割超     生産者と購入を超えた関係性にいたったきっかけとして最も多く回答(注)されたのは「購入に関するやりとり」の22.2%で、「食材の美味しさ」が18.8%、「生産者の発信」が18.7%と続く。「購入に関するやりとり」の具体例は「2人家族なので、好みのお野菜を少量で購入できたら嬉しいですとお話ししたのをきっかけに」「生産者さんとやりとりするうちに商品の受発注以外の話題で盛り上がり、色々なことをお話しするようになった」などがある。産直アプリを通じた購買体験が、関係性の構築に寄与し得ることが窺える。   注:「ポケマルで商品を購入する以外の関わりがある生産者さんが1人以上いるとお答えの方にお伺いします。そのような行動をとるようになったきっかけを教えてください」という設問に対する自由回答を当社で分類した。   2)ウェルビーイングについて ■ 「何回も購入している生産者」「周りの人や他のポケマルユーザーにお勧めしたくなる生産者」「その生産者のいる地域で災害などが起きたとき、気にかける生産者」がいると回答したグループは、そうではないグループより、ウェルビーイングが高い人が多い     「何回も購入している生産者がいる」「周りの人や他のポケマルユーザーにお勧めしたくなる生産者がいる」「その生産者のいる地域で災害などが起きたとき、気にかける生産者がいる」と回答したグループは、そうではないグループよりウェルビーイングが高い人の数の多さで、有意差が確認できた(有意水準5%)。生産者との関係性が深いユーザはウェルビーイングが高いと考えられることから、今後は因果関係の証明に向けて調査を進めていく。   ■ ウェルビーイングを第一線で研究されている予防医学研究者 石川善樹氏からのコメント     満足度や幸福感に代表される主観的ウェルビーイングに大きな影響を与える要因の一つに、「つながり」があります。これはいうまでもなく、ウェルビーイングな人たちは豊かなつながりを築きやすくなり、逆につながりが豊かな人たちはウェルビーイングになりやすいというように、両者が相互に影響をしあっています。 つながりを考える上で重要になるのが、「意義深さ」です。たとえば天気のような軽い話題をするだけの間柄よりも、意義深いコミュニケーションをする方がウェルビーイングは高い傾向にあるという報告があります。 自分が生産したものに対する消費者の反応、あるいは自分たちが口に入れるものを苦労して生産している方々との対話は、きわめて意義深い話題であると考えられます。ゆえにポケットマルシェ上でつながった生産者と消費者は主観的ウェルビーイングが高い傾向にあるのではないかと考えられます。   【調査概要】 調査方法:インターネット調査 調査期間:2021年6月9日〜6月21日 調査対象:2020年3月1日〜2021年5月31日の期間中、1回以上購入経験のあるポケットマルシェ登録ユーザ 回答人数:5,687名   【「関係人口研究室」立ち上げの背景と今後の展望】 近年、地方における人口減少・高齢化による地域づくりの担い手不足という課題を受け、総務省が「関係人口創出・拡大事業」を実施するなど、地域や地域の人々と多様に関わる「関係人口」創出の機運が高まっています。特に、新型コロナウイルス感染拡大の影響で遠方を訪れることが困難になっている今、オンラインを入り口にした関係人口の創出が注目を集めています。「関係人口」は、代表高橋が2016年8月17日に著書「都市と地方をかきまぜる」内で、国内において初めて刊行物にて発表した概念であり、高橋が立ち上げた当社は、自治体向けに「食を通じた関係人口創出事業」を展開するなど、関係人口創出を意図した取り組みを強化してきました。   当社は、2020年11月にSIIFにより、休眠預金等活用法に基づく「地域活性化ソーシャルビジネス成長支援事業」の実行団体として採択されました。この度、SIIFによる支援のもと、産直アプリ運営で培ったノウハウ等を活用しつつ、一次産品のオンライン購買を契機とした関係人口の創出プロセスを明確化すべく「関係人口研究室」を立ち上げました。今後、創出プロセスを広く発信し、より多くのプレーヤーが関係人口創出を推進可能な社会の実現を目指しています。   また、当社は関係人口を創出する意義の一つに、つながりが作られることによる「ウェルビーイングの向上」があると考えています。関係人口創出とウェルビーイング向上の相関性についても、今後調査を進めていくことを予定しています。   【関係人口の考案者である当社代表 高橋博之のコメント】     都会から遠く離れた地域にも関わりを持ち続けようと主体的・能動的に動く都市住民たちは、常に自分にできる役割を探している。つまり、観客席からお節介にも“関わりしろ”のある地方のグラウンドに降りようとしているのだ。東日本大震災の被災地に駆けつけたボランティアがまさにそうだった。このような人たちを、私は「関係人口」と名付け、社会に提唱してきた。この「関係人口」を第二住民としていかに地方のまちづくりに参加させていくことができるか。たとえ人口が量的に減っても、各年代で地方の複数の現場に関わる人が増えていく人口の「質的変換」がなされれば、社会は今より活力を増すことだってあり得るはずだ。その突破口を切り拓く可能性が「食」にはあることを、この研究室で明らかにしていきたい。全国の農家や漁師などの生産者と消費者をつなぐ国内最大級の産直アプリ「ポケットマルシェ」を運営する株式会社ポケットマルシェ(本社:岩手県花巻市、代表取締役:高橋 博之、以下「当社」)は、稲作農家を対象に2021年の水稲の生育状況を調査しました。調査の結果、約半数が生育状況に変化ありと回答し、そのうち6割以上の生産者から「例年より生育が早い」との回答を得ました。調査の結果より、2021年は例年よりも新米の収穫・販売が早まる傾向があると予想されます。   1)今年の水稲の生育状況について 米を生産しているポケットマルシェ登録生産者426名を対象にアンケートを実施し、59名から回答を得ました。「例年と比較して今年の水稲の生育状況になにか変化はありましたか」という質問に対して、「はい」と回答した約半数の生産者のうち、6割以上にあたる19名の方が「生育が早くなった」と回答しています。 「生育が早くなった」と答えた生産者の中には、「高温続きで成育が早い」「猛暑で生育が早い」など、気温が高く推移したことにより生育が早くなったと回答する方がいました。また、「稲刈りが早くなった」「まだ、収穫には時間がありますが、平年より収穫は早いと思われる」など、収穫時期も早まる旨の回答を得ました。一方で「遅くなった」と回答した生産者がいるなど地域等により差はあるものの、例年より新米の収穫・販売が早まる傾向があると予想されます。   【調査概要】 ・調査方法:インターネット調査 ・調査期間:2021年8月13日(金)〜8月16日(月) ・調査対象:ポケットマルシェ登録生産者(有効回答数59件)   2)産直ECにおけるの米の売買の動向について ポケットマルシェに米を出品する生産者は、昨年と比較して2021年には1.7倍に増加しました。また、ポケットマルシェ内における「新米」を含む語句の検索回数は昨年2020年9月に前年比5.0倍となっています。このことから、産直ECにて米を出品する生産者と新米を求める消費者が増加していることがわかります。   ◆ 米を出品する生産者の登録状況について 米を出品する生産者のポケットマルシェ登録人数は2021年8月時点で447名と、前年比1.7倍になりました。2021年8月時点では高知県を除く、46都道府県の生産者から米が出品されています。 ◆ 「新米」を含む語句の検索回数について ポケットマルシェ内における、2020年9月の「新米」を含む語句の検索回数は前年比5.0倍になりました。このことから、産直ECを用いて新米を購入しようと考える消費者が増加したことがわかります。 3)産直の新米と、ご飯のお供が出品中 ◆ 日本全国2021年の新米 ポケットマルシェには、「コシヒカリ」をはじめ、「ミルキークイーン」や「つや姫」「ゆめぴりか」など様々な品種の米が出品されています。   ◇ 販売中の新米 令和3年産 新米ミルキークイーン 5kg ¥2,592(税込) 三重県玉城町 立岡明彦さん 【立岡さんからの商品紹介】 森は海の恋人をポリシーとして、松阪牛の堆肥、自家作成のえひめAI(納豆菌、ヨーグルト菌、イースト菌と砂糖を混ぜ発酵させた物です)など、科学農薬、科学肥料に頼らない米作りを心掛け、循環型農業を目指しています。ミルキークイーンはもちもちとした食感が特徴のお米です。ぜひ令和3年の新米をお楽しみください。 https://poke-m.com/products/175452   ◇ 予約販売中の新米 [9月発送]令和3年産 新米コシヒカリ伊助 5kg ¥3,564(税込) 新潟県燕市 大原伊一さん 【大原さんからの商品紹介】 新潟産コシヒカリを作り続けております。土作りにこだわり、最高の有機資材を使い手間暇を惜しまず栽培したコシヒカリ伊助です。また、当農園では最新の精米機を導入しておりお米を研ぐ必要はありません。お米を入れた容器にたっぷり水を入れて撹拌しうわ水を捨て最後にザルなどで水切りをして炊いてください。最先端の色彩選別、籾貯蔵、超低温庫などお客様から満足頂ける設備を整えております。是非一度お試しいただければ幸いです。 https://poke-m.com/products/174520   [10月発送]令和3年産 新米コシヒカリ 5kg ¥3,800(税込) 福井県南越前町 笛吹剛康さん 【笛吹さんからの商品紹介】 2008年(平成20年)に有機JAS認証を受けた水田で栽培した、新米コシヒカリです。コシヒカリは全国的に1番知られているお米の品種ではないかと思います。粘り、甘み、が強くお米が主役になれる品種です。新米時はツヤツヤ、ピカピカで若干水分量が多いので噛んだ際にまるで果物の梨のようでお米の甘さが水分と共に口いっぱいに広がります。個人的にこの感覚は新米時にしか味わえないと思います。ぜひ一度お試しください。 https://poke-m.com/products/173133   ◆ 新米にぴったり ごはんのお供 ポケットマルシェには、新米のお供にぴったりな「ごはんのお供」も出品されています。全国のお米に合わせて、お好みの組み合わせで新米を楽しむことができます。   ご家庭で二色丼!生白魚沖漬けと釜揚げしらすのセット 沖漬け100g×2、しらす120g×2 ¥2,430(税込) 千葉県旭市 伊藤友門さん 【伊藤さんからの商品紹介】 「生白魚の沖漬け」は白魚本来の味わいを楽しめる沖漬けです。苦味などが苦手な方でも、タレによく浸かっていますので食べやすいお味になっています。また、「釜揚げしらす」は九十九里産の鮮度の良いしらすをふっくら手釜製法で釜茹でしました。大量生産できる自動釜と違い、沸点が高い為一瞬にして魚をギュッと締め旨味を閉じ込めています。また、殺菌効果のある天日干し製法にて仕上げました。ご家庭でお気軽に二色丼をお楽しみください! https://poke-m.com/products/84624   白と黒の仁淀川きくらげを100%使用したきんぴら 100g×3袋 ¥1,879(税込) 高知県高知市 藤原幸栄さん 【藤原さんからの商品紹介】 白と黒の仁淀川きくらげを100%使用した、こだわりの「きんぴら」完成しました。長持ちさせるための保存料、着色料は不使用です。高知県のキクラゲ農家「仁淀川きくらげ」と、東京にある料亭「僖成・総料理長・鎌田雄志氏」と、東京都墨田区にある「かわむら食品」さんとのトリプルコラボで完成しました!佃煮のように味が濃くなく、お子様からご年配の方々まで、「ごはんのお供」「お酒のアテ」「おかず」としてお召し上がり頂けます。 https://poke-m.com/products/123773   東北に伝わるごはんのお供 麹とシソの実一升漬け 150g ¥648(税込) 福島県須賀川市 寺山佐智子さんより 【寺山さんからの商品紹介】 東北に昔から伝わるご飯のお供。唐辛子と麹と醤油を1:1:1の割合で付けることから一升漬と呼ばれています。それにしその実を加えて馴染むまで漬け込みました。シソの実の爽やかさとプチプチとした食感、醤油に麹の甘さや旨味、そこに唐辛子の辛み。ご飯がすすんで仕方がない東北のお漬物を是非ご賞味ください。 https://poke-m.com/products/133031