生産者と消費者をつなぐ国内最大級の産直アプリ「ポケットマルシェ(ポケマル)」を運営する株式会社ポケットマルシェ(本社:岩手県花巻市、代表取締役:高橋 博之、以下「当社」)と日本航空株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:赤坂 祐二、以下「JAL」)が今年6月よりスタートした、大学生・生産者による共創プログラム「青空留学」において、書類審査と面談を経て、この度、参加学生7名が決定したことをお知らせします。学生たちは、2021年10月2日以降、山口県・秋田県・熊本県の生産現場を訪れ、現地で生産者と生活を共にする留学を開始します。
【山口】10月2日(土)〜3日(日)
【秋田】10月23日(土)〜28日(木)
【熊本】10月27日(水)〜29日(金)
【青空留学 概要】
青空留学は、大学生と、大学生のメンターとなるJAL社員が実際に生産者の元を訪れ、生活を共にすることで、現地のリアルを自らの目で見て、学び、感じとることを目指す共創プログラムです。当社の生産者ネットワークを活用した留学先選定や、JALの航空網を利用した複数回にわたる生産現場訪問など、両社の強みをいかして実現します。
大学生・生産者が共に生活することで見えた生産現場の課題に対して、「生産者の視点」「若者の視点」「消費者の視点」から生産者・大学生・JAL社員がチームで課題解決策を検討します。その後、最終審査を経て選ばれた案は、当社およびJALのサポートを受けながら、実際に商品化・サービス化することを目指します。
初めての開催となる今年、応募があった26名の中から、選考を通過した7名の大学生の参加が決定しました。山口県と秋田県では2名ずつ、熊本県では3名の大学生が、生産現場にてフィールドワークを実施予定です。8月13日(金)には、顔合わせを目的に、参加学生や運営メンバーらが参加する初回のオリエンテーションをオンラインにて行いました。
▲ 8月13日(金)に実施した初回オリエンテーションの様子
なお、本プログラムは、内閣府地方創生推進室の「令和3年度 関係人口創出・拡大のための中間支援組織の提案型モデル事業(補助タイプ)」に採択されました。関係人口創出に向けた取り組みとして、推進してまいります。
【今後の予定(取材可能)】
■ 生産現場でのフィールドワーク
参加大学生が下記の日程で生産現場を訪れます。
山口:10月2日(土)〜3日(日)
秋田:10月23日(土)〜28日(木)
熊本:10月27日(水)〜10月29日(金)
■ その後の予定
- フィールドワークを通じて見えた生産者の課題に対して、解決策を生産者・大学生・JAL社員のチームで議論。さらに、JALの航空網を利用して複数回にわたり生産現場を訪問し、追加ヒアリングを経て、現場目線で案出しを実施(10〜12月)
- 審査会にて、商品化する案を決定(12月)
- 商品開発を実施。途中、地域に1週間程度滞在し、商品について生産者や地域住民へ報告。商品の最終仕様を調整(1〜3月)
- 商品の販売を開始(3月以降)
なお、本プログラムは、出発前のPCR検査実施、2週間前からの検温実施、マスク着用の徹底等の新型コロナウイルス感染対策を行いながら、地域住民の皆様に最大限配慮しながら実施し、新型コロナウイルス感染拡大の状況に応じて、実施日程や内容を変更する場合がございます。
【参加大学生のコメント】
■ 山口県を訪れる大学生(2名)
楠瀬 礼さん(東京大学 2年)
将来地元にUターンしたいと考えており、その時につながるような原体験を得たいと考え、今回参加しました。当事者意識を持って取り組みたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
高木 安奈さん(慶應義塾大学 1年)
現代ではお金がいつも優先され、”非効率”で”操作不可能”な自然は人と分断された。だがその自然こそが私に生きる力を教え、そして鍛えてくれるものだろう。今の日本には元気がない、そんな世の中を私は変えたい! そのヒントを青空留学で見つけられると信じている。
■ 秋田県を訪れる大学生(2名)
栗林 志樹さん(東京大学 3年)
地方出身者で上京した身として、何か地方のためにできることはないかを考えていた時に出会ったのがこの企画でした。秋田に飛び込み、全力で学んできます!
西村 健さん(大阪大学 2年)
「私は生かされてるんだ!」という感覚と、お魚を届ける漁師の想いや生き方を知るために応募しました。青空留学は私にとって「都市を再認識し、地方を知る」第一歩です。訪れる地方だけでなく、接点の多い都市も含めて全体を捉えることを意識したいです。
■ 熊本県を訪れる大学生(3名)
赤石 旺之さん(東京都立大学大学院 修士1年)
私は生態系保全に関心があり、その背景には社会システムや人の消費構造が密接に関係しているため、顕在化している課題の本質的な社会的原因にアプローチしなければ、根本を変えることはできないと考えています。現場のリアルを肌で感じる中で、本質的な地域課題解決を行う力をつけるために参加を希望しました。
鈴木 麗永さん(金沢工業大学 2年)
私は、何かに挑戦してみたいという気持ちで参加しました。熊本県のフィールドワークが実のあるものとなるよう、準備から頑張ります。チームの人と、一緒に成長していきます!よろしくお願いします!
鍋谷 帆花さん(青山学院大学 2年)
元々地方創生に興味があったこともあり、生産者さんのもとを実際に訪れる貴重な体験ができる青空留学に惹かれ、参加しました。青空留学を通して、生産者さんの想いを直に受け取り、地域の魅力を多くの人に伝えられるよう、頑張ります!
【大学生の受け入れを担う生産者(漁師)】
山口県山陽小野田市 久保田 宏司さん
https://poke-m.com/producers/52619
山口県の西部、関門海峡〜九州・大分までが望める本州の端っこの漁師町で、建て網漁や底引き漁などを行っています。2代続く漁家に生まれ育ち、穏やかな瀬戸内の海を見ながら生活してきました。サラリーマンも経験しましたが、海に戻ってきて父と一緒に漁に出るようになりました。
秋田県にかほ市 佐藤 栄治郎さん
https://poke-m.com/producers/70449
高校卒業時から父が営む船に乗り修行し、26歳で船長を任せてもらい、秋田県で漁業をしています。秋田県沖は天候が不安定で、出航できる日が限られていますが、荒い秋田県沖から獲れる魚介類は美味しいものばかりです。
熊本県阿蘇郡高森町 打越 友香さん
https://poke-m.com/producers/68075
熊本・奥阿蘇の湧水で生きた芸術「湧水やまめ」を育てています。創業昭和45年からの想いを込め、産卵、卵のふ化から自社で行い、販売・出荷・配達も手がける6次産業化(商品加工・流通・販売)を専門としています。
※ 2021年6月28日発表の生産者・地域に変更がありました。
【青空留学 実施背景について】
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、大学生や生産者はさまざまな課題に直面しています。大学生は感染拡大により活動の自粛を余儀なくされ、在宅のオンライン授業では得難い手触り感のある体験を求める声が高まっています。また、就業者が減少傾向にある一次産業の生産者は、緊急事態宣言下での飲食店休業等によって生産物の販路が縮小するなどコロナ禍で課題が拡大しており、インターネット直販の開始など消費者との多様な関わり方を模索しています。そこで、当社とJALが2社の強みを活かし、日頃接点を持たない大学生と生産者を直接つなぐことで両者の課題を同時に解決すべく、大学生・生産者の共創プログラム「青空留学」を実施します。生産者と消費者をつなぐ国内最大級の産直アプリ「ポケットマルシェ(ポケマル)」を運営する株式会社ポケットマルシェ(本社:岩手県花巻市、代表取締役:高橋 博之、以下「当社」)は、2021年9月27日(月)より、「生産者」が寄附者とのやり取りや返礼品の出品を行う、国内初のふるさと納税サービス「ポケマルふるさと納税」( URL: https://poke-m.com/furusato )を開始します。
「自治体」が「寄附者」と「生産者」の間に入る従来のふるさと納税とは異なり、生産量の少ない生産者や鮮魚など供給が不安定な食材を扱う生産者も参加しやすいため「返礼品ラインナップ拡大」が可能となり、また、寄附者と生産者が直接やり取りする仕組みで「発送までの日数短縮」を実現します。さらに、寄附者と生産者・地域が「関係人口」として継続的につながるきっかけを作ることで、「返礼品合戦」がメインのふるさと納税から脱却し、中長期的に地域の活性化に寄与することを目指します。
【ポケマルふるさと納税 概要】
■ 既存のふるさと納税サービスとの違い
既存のふるさと納税サービスは、「寄附者」と「生産者」の間に「自治体」が入る仕組みで成り立っています。そのため、自治体が返礼品の出品や発送管理などの業務を担うことが多く、返礼品の魅力や配送日が寄附者からわかりづらい傾向がありました。また、自治体が返礼品の在庫管理を担うことで、生産量が少ない食材や供給が不安定な食材は、返礼品の対象にできない場合がありました。
「寄附者」と「生産者」が直接つながる「ポケマルふるさと納税」は、自治体が関わりながらも、返礼品の管理や寄附者とのやり取りを生産者が行います。生産者自らが返礼品の出品や発送管理を行うため、充実した情報で返礼品の魅力が寄附者に伝わり、また、申込から返礼品発送までの所要日数を短縮できます。さらに、生産者が在庫管理を行うことで、旬が短く生産量の少ない食材や、鮮魚など供給が不安定な食材も出品しやすくなり、返礼品のラインナップが広がります。
2021年9月27日(月)時点では、20自治体、約200名の生産者が参加しており、2022年度中に100自治体の参加を目指します。また、現在「ポケマルふるさと納税」の仕組みで特許を出願中です。
■ 利用者(自治体、生産者、寄附者)のメリット
当社の新しいふるさと納税の仕組みは、利用者に以下のメリットがあります。
□ 自治体のメリット
- 自治体間で返礼品の豪華さを競う現状を脱却し、生産者自身の魅力によって、継続的に地域のファンを増やしながら寄附金を集められる
- 「返礼品を出品する生産者の開拓」といった、ふるさと納税関連業務を削減できる
- 寄附者が、返礼品を出品する生産者と直接やりとりできるため、生産者や地域の魅力が伝わりやすく、関係人口の創出、中長期的な地域の活性化が期待できる
□ 生産者のメリット
- 生産量の少ない生産者や、鮮魚など供給が安定しにくい食材を扱う生産者もふるさと納税への出品が容易な仕組みであるため、生産者の新規販路獲得につながる
- 説明文作成や寄附者とのやり取りを通じて、主体的かつ自由に生産品の魅力を発信することができる
- 寄附者と直接つながれるので、継続して購入してくれる「ファン」を作ることができる
□ 寄附者のメリット
- 既存のふるさと納税サービスでは返礼品の対象になりにくかった食材(数量に限りのある食材、旬が短い食材、鮮魚など供給が安定しにくい食材)が出品されやすい仕組みであるため、選べる返礼品のラインナップが広がる
- 生産者自らが返礼品を管理する仕組みであるため、申込から発送までの平均所要日数が4.5日となり、最短で申込の翌日に届くなど、返礼品を早く受け取ることができる(2021年9月時点)
- 寄附の前後に、生産へのこだわりやおいしい食べ方などを、寄附者から生産者に直接質問することができる
- ふるさと納税で見つけたお気に入りの食材を、産直アプリ「ポケットマルシェ」で手軽にリピート注文できる
- 生産者とのやり取りや、「体験」を軸とした返礼品を通じて、生産者や地域の魅力を知ることができ、第2のふるさとを持つきっかけにもつながる
■ 利用方法
「ポケマルふるさと納税」トップページから食材をお探しいただけます。食材の詳細説明が記載された画面の「ふるさと納税で申し込む」から、申し込みの手続き画面へ進みます(申し込みの際には、無料の会員登録が必要です)。画面上で、配送先住所や支払い方法、ワンストップ特例申請書の送付希望有無、納税者情報などを入力いただくと、申し込みが完了します。
「ポケマルふるさと納税」はポイント制を採用しており、ふるさと納税額1,000円ごとに300ポイントが自治体からの返礼として付与されます。付与されたポイントを使用して、生産者の出品する食材を注文いただけます。ふるさと納税によるポイント付与および食材の注文は、1度の申し込みで同時に完了します。
【事業立ち上げの背景】
当社は、代表高橋が東日本大震災後に考案した、地域や地域の人々と多様に関わる「関係人口」の創出を目指して2021年より自治体との連携を強化してきました。その中で、本来あるべきふるさと納税の姿について議論を重ね、この度、新たなビジネスモデルを確立して国内初のふるさと納税サービス「ポケマルふるさと納税」を開始する運びとなりました。
ふるさと納税が自治体間の「返礼品合戦」に陥っている現状を踏まえ、生産者が主体の「ポケマルふるさと納税」では関係人口創出を促進し、中長期的に地域の活性化に寄与することを目指します。
「ポケマルふるさと納税」は、寄附者が生産者と直接やりとりしながら利用することができ、返礼品を気に入った場合は産直アプリ「ポケットマルシェ」で手軽にリピート注文が可能です。一度の寄附で完結せず、継続的なつながりを生み出す仕組みで、生産者のファンを増やします。さらに、地域に足を運ぶ「体験」を軸とした返礼品を自治体・生産者と共同開発し、ファンになった生産者に会いに行くことを促進することで、生産者のいる地域とも関わる「関係人口」を増やしていきます。
【当社代表 高橋のコメント】

多様な自然が織りなす食文化が百花繚乱する国、日本。その大元にある全国各地の農漁業は今、衰退の一途にある。このままでは無彩色に寂れ果てた日本を後世に残すことになってしまう。文化は、創造する人間と、楽しみながら支援する人間の「残していかなければならない」という意思によって受け継がれてきた。多様性に溢れる豊かな日本を残すために今、必要なことは、この「意思」である。それを示す具体的な方法が、「ポケマルふるさと納税」である。生産者と顔が見える関係でつながった寄付者には共感が生まれ、その「意思」は強まり、多様性に満ちた日本を支える「関係人口」へと昇華していく。「関係人口」の考案者として、ふるさと納税を意思ある人間たちの力でゲームチェンジしていきたい。
【北海道余市町長 齊藤啓輔氏のコメント】

現在余市町を含む、地方の自治体ではシビアな課題が山積しておりますが、この諸課題は地方の人だけで解決するものでなく、多様な価値観・人脈・スキルをもった人をかきまぜることで解決にむかっていくものです。
ポケットマルシェ様のECプラットフォームは食の観点から人と人をつなぐ機会をシステム化し、関係人口を増やすもので、これは大きな波となって地方の大きな力となるでしょう。今回のふるさと納税事業についても、これまで以上のさらなる関係の深化に繋がるものだと確信しております。
【関係人口創出を目的とした体験商品】
地域の魅力を知り、より深くつながるきっかけ作りとして、自治体・生産者と「体験」を軸とした返礼品を共同開発しました。9月27日(月)時点では、オンライン体験の商品のみとしておりますが、今後、地域に足を運んで生産現場での体験ができる返礼品も加わる予定です。
オンライン体験商品 特集ページ: https://poke-m.com/stories/1844
■ 体験商品の例
真鯛 zoom捌き教室 鯛めし干物付き

https://poke-m.com/furusato/products/187812
納税額 17,000円(送料無料)
三重県度会郡南伊勢町 友栄水産 橋本純さんより
[概要]
「生き物が、食べ物に、命をいただき命をつなげる」をテーマに、Zoomにて魚の捌き教室を実施します。偶数月の第2土曜日16:00からの開催で、約1.5時間の教室です。魚は開催の前日にお届けしますので、スマホまたはパソコン、まな板、包丁、キッチンペーパー、ウロコとりをご準備の上、ご参加ください。
【その他の返礼品の例】
信州産『シャインマスカット×巨峰(種あり)』食べ比べセット‼︎

https://poke-m.com/furusato/products/187287
納税額 13,000円(送料無料)
長野県須坂市 フルーツのみやがわ 宮川幸平さんより
[概要]
「日本屈指のフルーツ県”長野県”」で新鮮でおいしいフルーツを露地栽培、販売しています。甘味が強く、マスカットならではの上品で豊かな香りと、しっかりとしまった果肉の食感が特徴の「シャインマスカット」と、糖度が高く、大粒なのが特徴の「巨峰」の食べ比べセットです。
2021イチマン!お楽しみ鮮魚ガチャ!必殺〆セット

https://poke-m.com/furusato/products/154965
納税額 14,000円(送料無料)
北海道茅部郡森町 イチマン吉岡漁業部 吉岡奨悟さんより
[概要]
何が入っているかは、漁に行ってからのお楽しみです。網からあげたその瞬間、船上神経〆、血ぬき、冷やし込み。海とお魚に感謝の気持ちを込めて、丁寧に行います。皆さんの食卓へ感動と美味しさをお届けします。
かたまり肉:カタロース《白金豚プラチナポーク》洋食店で人気、万能選手、香り豊か

https://poke-m.com/furusato/products/115823
納税額 14,000円(送料無料)
岩手県花巻市 高源精麦 高橋誠さんより
[概要]
ジューシーで噛むと口いっぱいに旨味があふれます。カタロースは、豚肉らしい香りを残しつつ、やわらかさを備えたお肉です。洋食店のメインディッシュや、高級ラーメン店のチャーシューにも活用されています。もともと手間をかける料理に使い勝手がよく、常時人気のある部位です。
【「ポケマルふるさと納税」参加希望自治体のお問い合わせ先】
お問合せフォームURL: https://forms.gle/sfncMaBYZizMP9ZY6
お問い合わせ後は、当社よりご連絡を差し上げます。
【9月27日(月)時点の参加自治体】
北海道茅部郡森町、北海道余市郡余市町、青森県西津軽郡深浦町、岩手県花巻市、岩手県九戸郡九戸村、茨城県結城市、千葉県館山市、新潟県南魚沼市、山梨県北都留郡丹波山村、山梨県西八代郡市川三郷町、長野県上水内郡飯綱町、長野県須坂市、長野県中野市、岐阜県加茂郡白川町、三重県度会郡南伊勢町、兵庫県南あわじ市、和歌山県日高郡みなべ町、和歌山県日高郡由良町、和歌山県有田郡有田川町、和歌山県西牟婁郡白浜町
【発表会当日の様子】

▲ 代表 高橋

▲ (左)代表 高橋、(右)「ポケマルふるさと納税」事業責任者 柳生
全国の農家や漁師などの生産者と消費者をつなぐ国内最大級の産直アプリ「ポケットマルシェ」を運営する株式会社ポケットマルシェ(本社:岩手県花巻市、代表取締役:高橋 博之、以下「当社」)は、困難に直面している生産者の応援と、食品ロス削減を目的に、規格外の食材・売り先がない食材・賞味期限が近い食材をオンラインで購入できる「訳ありポケマルシェ」を開催中です。すでに、複数の食材が「ポケットマルシェ」上で完売するなど、反響を呼んでいます。
https://poke-m.com/stories/1855
【背景】
SDGsが国連総会で採択された9月25日を含む約1週間は、毎年、各国でSDGsの推進と達成に向けて意識を高め行動を喚起する「SDGs週間(GLOBAL GOALS WEEK)」とされています(注1)。
「ポケットマルシェ」には、長雨や猛暑といった気象の影響などが理由で規格外となった食材や、長引くコロナ禍で販路が縮小し、売り先がなくなったり、売れ行きが悪く賞味期限が迫っている食材など、食べられるのにも関わらず廃棄の可能性がある食材が多数出品されています。今、困難に直面している生産者の食材を、「なぜ“訳あり”なのか」という理由を知った上で選んでいただける方に届け、食品ロスの削減に寄与するべく、特設ページ「訳ありポケマルシェ」を公開しました。
注1:GLOBAL GOALS WEEK https://globalgoalsweek.org/
【概要】
特設ページ「訳ありポケマルシェ」にて、規格外の食材、売り先がない食材、賞味期限が近い食材を集めて、「なぜ”訳あり”なのか」という理由とともに紹介しています。本ページからは、9月17日(金)時点で、128品の食材をお探しいただけます。
https://poke-m.com/stories/1855
【「訳ありポケマルシェ」への反響】
「訳ありポケマルシェ」を2021年8月30日(月)に公開したところ、複数の食材が「ポケットマルシェ」上で完売となりました。
「ポケットマルシェ」の利用者からは、生産者と直接やり取りができる「コミュニティ」機能を通じ、「訳ありポケマルシェ」で紹介した商品の生産者に宛てて「[訳あり]とありますがどこが訳ありなのか、、、とっても立派なレンコンです」「賞味期限ももうしばらくありお買い得でした‼️有難うございました。そしてご馳走様でした」といった声が寄せられています。
【現在出品中の商品(一部)】
■ 規格外の食材
新鮮朝採り発送☆訳あり ナガノパープル 約1.5kg(切り落とし房の詰め合わせ)
https://poke-m.com/products/182608
3,866円(税込・送料別)
長野県須坂市 越 晋之さんより
[訳ありの理由]
キズ等のものではなく、出荷行程の際にできるはねだし房(2粒以上の、ごくまれに1粒)を詰め合わせたもので、どの粒もお味に影響はございませんので、ご安心ください。
■ 売り先がない食材
【訳あってかなりお得です】いちごジュレ90ml×6個セット
https://poke-m.com/products/185621
2,000円(税込・送料別)
佐賀県神埼市 香月 涼子さんより
[訳ありの理由]
コロナ禍で行き先が無くなった商品です。通常ですと催事でお客様の手に渡っていたであろう商品が、度重なる緊急事態宣言で客足が遠のき残ってしまいました。廃棄をしたくないので、皆様のご協力をお願いします。
かなりデカい牡蠣フライ!大サイズ 10個×3袋で30個!だいぶ旨いやつですよ。

https://poke-m.com/products/185332
3,218円(税込・送料別)
宮城県宮城郡松島町 菊地 桂太さんより
[訳ありの理由]
飲食店からのオーダーで冷凍して準備をしていました。 ところが、コロナの影響で受注していた飲食店が廃業になり、せっかく冷凍保管していた牡蠣の行く場がなくなってしまい、出品となりました。
■ 賞味期限が近い食材
【訳あり★特別価格】無添加!旨辛・遠野レッドパドロンチョリソー(ビッグサイズ)
https://poke-m.com/products/187087
1,980円(税込・送料別)
岩手県遠野市 吉田 敦史さんより
[訳ありの理由]
本来はビアパブなどの飲食店様向けに開発した商品ですが、新型コロナウイルスの影響が長期化し、飲食店様向けに準備した在庫を消化することはなかなか難しく、お客様に販売できる賞味期限も迫ってきてしまいました。このままでは廃棄せざるを得なく、私どもとしても大変心苦しい限りです。そこで、このまま廃棄することになるより、このおいしさをできる限り多くのお客様にお届けできればと考え、今回、特別価格にて販売することといたしました。全国の農家や漁師などの生産者と消費者をつなぐ国内最大級の産直アプリ「ポケットマルシェ」を運営する株式会社ポケットマルシェ(本社:岩手県花巻市、代表取締役:高橋 博之、以下「当社」)は、当社の「食を通じた関係人口創出事業」の一環として、静岡県と連携し、コロナ禍における消費者のニーズに対応した取り組みを実施します。産直EC業界初となる自治体と共同開発したコラボ商品の販売や、県産食材を紹介する特設ページの公開等を通じて、消費者が静岡県産の食材や静岡県の生産者を知って関わりを持つ機会を増やし、その魅力を感じてもらうことで、関係人口の創出につなげます。
特設ページ:https://poke-m.com/lp/gov-shizuoka
【背景】
緊急事態宣言を19都道府県で延長することが9月9日(木)に発表されるなど、新型コロナウイルス感染拡大の影響が続く中で、コロナ禍における「在宅調理の増加に伴う”時短ニーズ”」や「外食の代替として自宅で食材、調理を楽しむ“プチ贅沢ニーズ”」といった消費者の行動変容に応えるべく、当社は静岡県と連携し、産直EC業界初となる自治体との共同商品開発等の取り組みを実施します。
今回の取り組みを通じて、消費者が静岡県の食材や生産者について知り、その魅力を感じられる機会を作ります。「ポケットマルシェ」上での生産者とのやりとり等をきっかけに、継続的に静岡県の魅力に触れてもらうことで、地域や地域の人々と多様に関わる「関係人口」の創出を目指します。
【取り組み概要】
令和3年度は下記の取組みを実施いたします。
1. 県産食材を使用したコラボ商品の共同開発
2. 県産食材の魅力を伝える特設ページの公開
3. 県内生産者を対象にした産直EC説明会の実施
◆ 詳細
1. 県産食材を使用したコラボ商品の共同開発
当社と静岡県が、料理研究家監修のもと、共同で3品のコラボ商品の開発を行いました。「在宅調理の増加に伴う”時短ニーズ”」や「外食の代替として自宅で食材、調理を楽しむ“プチ贅沢ニーズ”」といったコロナ禍での消費者の行動変容に応じた商品を用意しています。商品には県産食材を使用し、2021年9月16日(木)よりポケットマルシェ上で静岡県の生産者が販売します。2021年12月には、新たに4品のコラボ商品の販売を予定しています。
【商品内容】
◆ 静岡県の野菜が“ギュッ!“と詰まった ポケマルベジカレー
◇ 使用した県産食材
ミニトマト、パプリカ、小松菜、枝豆
◇ 商品紹介
「枝豆」をメインに「トマト」「パプリカ」「小松菜」がたっぷり入った、ヴィーガン対応の野菜カレーです。辛さを抑えたマイルドな仕上がりなので、お子様にも喜んでいただきやすい味わいとなっています。レトルトパウチになっているので、忙しくて時間のない時の時短ごはんとしても最適です。
内容量:200g/袋×5 (※5食分)
販売価格:3,330円(税込)
商品ページ:https://poke-m.com/products/185655
◆ 静岡限定コラボ!富士金華豚と三ヶ日みかんソースのプチ贅沢セット
◇ 使用した県産食材
富士金華豚、三ヶ日みかん
◇ 商品紹介
富士山麓で育ち、市場には出回らない希少な豚肉「富士金華豚」と、たっぷりの光を浴びて甘く育った陽だまりファームの三ヶ日みかんのさっぱりとしたソースがセットになった商品です。ソースの甘みと酸味が、豚肉の脂の旨味に絶妙にマッチします。
内容量:富士金華豚計900g【ステーキ切身2枚(300g)、焼肉スライス(300g)、薄切りスライス(300g)】、 みかんソース 320g/袋(※4食分)
販売価格:6,257円(税込)
商品ページ:https://poke-m.com/products/185848
◆ 静岡のめぐみ贅沢詰め合わせ 〜伊勢海老・わさび・深蒸し茶〜
◇ 使用した県産食材
伊勢海老、わさび、深蒸し茶
◇ 商品紹介
刺し網漁で取れた新鮮な伊勢海老と、世界農業遺産で登録された「畳石式」という伝統栽培を用いて、天城山麓の湧き水で育った香高いわさび、佐京裕産のヤブキタ新茶100%を使用した深蒸し茶を詰め合わせた、静岡の味覚をふんだんに味わうことができる限定アソート商品です。
内容量:伊勢海老 500g(2~3尾)、わさび 120g(1~4本)、深蒸し茶 10g×6種セット
販売価格:7,932円(税込)
商品ページ:https://poke-m.com/products/181427
2. 県産食材の魅力を伝える特設ページの公開
”「日本一」に溢れる食材の王国 静岡”と称して、2021年9月16日(木)にポケットマルシェ内にて、静岡県産の食材を紹介する特設ページを公開しました。今回開発したコラボ商品や、静岡県が独自の価値や特徴をもつ生産品として認定した「しずおか食セレクション〜頂(いただき)〜」の商品、県産食材使用かつ商品化後2年以内の加工品が対象のコンクール「ふじのくに新商品セレクション」選出商品などを紹介しています。
特設ページ:https://poke-m.com/lp/gov-shizuoka
3. 県内生産者を対象にした産直EC説明会の実施
生産者の新規販路開拓支援を目的に、静岡県内生産者に対し、2021年8月19日(月)にポケットマルシェの出品説明会を実施しました。説明会には23名の生産者が参加し、実施後のアンケートでは「昨今の社会事情により新たな販路開拓として、こちらの取組は魅力的」という声が聞かれました。
【担当者のコメント】
静岡県経済産業部マーケティング課より
新型コロナウイルスの感染症拡大により、消費者の皆様の購買行動は、大きく変わりました。具体的には、生鮮品を含めた食料品の通販サイトからの購入の増加や、在宅調理が増えたことによる、ミールキットなど時短調理のニーズの増加などです。
消費者が通販サイトで商品を購入する際には、安心できる「ブランド」や「銘柄」で選ぶ傾向が強いといわれており、食料品でも同じことが起こっています。
ポケットマルシェ様は、「産直サイト」の代表として、全国の一流の生産者と消費者を直接つなぐ役割を果たしてこられました。今回の取組を通じて、消費者の皆様に静岡県の「多彩」で「高品質」な農林水産品を認知していただくとともに、これまでECを十分に活用できておられなかった県内の生産者の皆様が消費者と直接つながることができることを、強く期待しています。
【当社の「食を通じた関係人口創出事業」について】
生産者支援、販路拡大、関係人口づくりに取り組む自治体・企業活性化関連企業をサポートします。「ポケットマルシェ」を活用した生産者の「直販」支援や、地産品の認知向上・販売プロモーション支援を通じて、ともに地域の関係人口創出を推進します。段階や予算に応じて、柔軟にサポート可能なメニューを用意しています。
特設ページ:https://ame-kaze-taiyo.jp/government/
【これまでの自治体連携実績(一部)】
◆ 大阪府柏原市
2021年7月:柏原市の特産品「柏原ぶどう」を生産者が販売するライブコマースを開催
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000060.000046526.html
◆ 北海道石狩市
2020年11月:石狩市、石狩市農業協同組合と3者で連携し、石狩市農業協同組合の職員による出品作業・注文管理・発送作業などのサポートや、当社による直販実施に関する勉強会・電話サポートを実施
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000029.000046526.html
◆ 佐賀県
2020年6月:生産者向け研修や当社公認の現地サポートスタッフによる産直プラットフォーム出品支援の実施や、特設ページの開設、消費者へのクーポン配布を実施
https://ame-kaze-taiyo.jp/news/202006231000469/
◆ 和歌山県
2019年10月:和歌山県産品特設ページの公開や、直販実施に関する勉強会を開催
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000046526.html学校法人立命館
株式会社ポケットマルシェ
立命館災害復興支援室(※)と、株式会社ポケットマルシェ(本社:岩手県花巻市、代表取締役:高橋博之)が運営する東北の農家・漁師の姿を伝え続ける「東北食べる通信」は、立命館関係者をはじめ一般の方を対象に、第4回「0泊2時間 東北食べるツアー ~生産者と語ろう~」(以下、東北食べるツアー)を、10月16日にオンラインで開催いたします。
東北食べるツアーは東北自慢の食材を自宅に届け、現地の生産者とオンラインでつながり、東日本大震災から10年が経った東北の「今」を、知って・学んで・味わう全6回のオンラインイベントです。第1~3回では、のべ60人の学生や校友、一般の方にご参加いただきました。
今回は岩手県陸前高田市から、寒冷な東北では非常に珍しい「新生姜」をテーマとして、生産者の菊地康智さんをゲストに迎えます。現地の「人」と「食」を通じて、その地ならではの魅力を体験し、復興を目指すまちや人々をより身近に感じ、気づきを得ていただきたいと考えています。
■第4回「0泊2時間 東北食べるツアー ~生産者と語ろう~」<岩手県陸前高田市・新生姜> 概要
生産者:菊地康智さん
撮影:イトウタカムネ
日 時: 2021年10月16日(土) 13:00~15:00
開催方法: オンライン(Zoom)
対 象 者: どなたでもご参加いただけます
参 加 費: 2,680円(1,700円+送料980円) <以下3点を含みます>
・東北食べる通信(A4サイズ、全23ページ)
・採れたての「新生姜」250グラム
・生産者からの手紙
内 容:
(1) 「奇跡の一本松」がある高田松原津波復興祈念公園から中継
(2) 農園ツアー <こだわり新生姜の収穫、意外と知らない豆知識や効能を伝授!>
(3) “生産者と語ろう”トークセッション <生産者とじっくり交流を深める時間>
※雨天時は一部内容が変更する可能性があります。 |
申込方法: 食べる通信サイトよりお申込ください【締切:10月10日(日)12:00】
https://secure.taberu.me/refill/tohoku_185
※アカウント登録が必要です(無料)
※立命館災害復興支援室について
立命館災害復興支援室は、東日本大震災発生直後の2011年4月の設置以降、学生・教職員のボランティア派遣や、企業・自治体と連携した復興支援プロジェクトなどを実施し、多くの学生・教職員が学び、活動を続けてきました。本イベントは、コロナ禍で気軽に遠方へ出向くことができない状況が続くなか、現地に足を運ばなくても、東北の魅力を体験し、かつ復興を目指す人々を応援する“新たな復興支援”として取り組んでいます。
■前回(第3回 福島県桑折町・桃)の参加者の声 ※一部紹介
「震災後、一度も福島を訪問したことがないため、オンラインの機会を活かして福島の方や復興の様子を知りたいと思いました。また、農業・桃というテーマが身近で参加しやすかったです」
「今まで食べていたものは、誰かが丹精込めて作ってくれていたのだと実感しました」
「生産者さんの魅力がぎっしり詰まった素敵なイベントでした。より福島が好きになりました」
「なかなか出かけられない昨今の状況で、生産者のお二人との桃園散策は自然豊かでとても癒されました」
■第4回の生産者について
岩手県陸前高田市の農家・菊地康智(やすとも)さん(37)。
千葉県で生まれ育ち、東日本大震災をきっかけに岩手県陸前高田市に孫ターン。陸前高田市は最も津波の被害が大きかった地域の一つ。市街地は壊滅的となり、7万本の松林が1本を残して流出した映像は記憶に新しい。目標もなく都会で働いていた菊地さんだが、震災で家族や祖先のつながりを感じ、高田のために働きたいと一念発起。震災直後、避難所で人々の身体を温めていた「生姜」の栽培を始める。
※当日は農家としての生き方・考え方、菊地さんを変えた東日本大震災の経験もお話いただきます。
■東北食べる通信について https://tohokutaberu.me/
(株)ポケットマルシェが運営する食べもの付き定期購読誌。2013年創刊。
毎月、東北各地で独自の哲学やこだわりを持って食材をつくる東北各地の農家・漁師の姿をクローズアップした特集記事とともに、彼らが収穫した食べものをセットでお届けしています。「食の向こうに人がいる」という、当たり前なのに忘れがちな食の原点を伝えています。
■「0泊2時間 東北食べるツアー ~生産者と語ろう~」 年間スケジュール(予定含む)
日程 |
テーマ |
生産者 |
第1回
開催済 |
2021年4月18日(日) |
岩手県山田町「赤皿貝」 |
佐々木 友彦 氏 |
第2回
開催済 |
2021年6月19日(土) |
岩手県釜石市「ドンコ」 |
佐々木 洋裕 氏 |
第3回
開催済 |
2021年8月21日(土) |
福島県桑折町「桃」 |
羽根田 幸将 氏 |
第4回
申込受付中 |
2021年10月16日(土)
13:00〜15:00 |
岩手県陸前高田市「新生姜」 |
菊地 康智 氏 |
第5回 |
2021年 12月(予定) |
岩手県大槌町「鹿肉」 |
兼澤 幸男 氏 |
第6回 |
2022年 2月(予定) |
岩手県大船渡市「わかめ」 |
千葉 豪 氏 |
※生産地の気候や作物の生育状況により、生産者が変更になる可能性がございます。
【会社概要】
学校法人立命館
創立:1900年5月19日
朱雀キャンパス(法人本部):京都市中京区朱雀町1
学生・生徒・児童数:52,044名、教職員数:3,609名 (2021年5月現在)
・2大学、4附属中学校・高等学校、1附属小学校を運営
会社名: 株式会社ポケットマルシェ
代表者名: 高橋博之
所在地: 岩手県花巻市藤沢町446-2 東京オフィス:東京都渋谷区千駄ヶ谷3-26-5 金子ビル3F
事業内容:
・生産者と消費者を直接繋ぐCtoCプラットフォーム「ポケットマルシェ」の企画・開発・運営
・食べもの付き情報誌「食べる通信(R)」の普及・多地域展開の促進、「東北食べる通信」の企画・運営
・生産者の販路拡大・地産品の認知向上・関係人口創出を目的とした自治体支援施策の企画・実施
・産直食材を活用したキャンペーンや福利厚生プラン等の企業向けプログラムの企画・実施