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食のプラットフォーム「ポケットマルシェ」が「食べる通信」の事業を譲受
2020.05.01
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 全国の農家や漁師などの生産者と消費者を直接繋ぐアプリ「ポケットマルシェ」を運営する株式会社ポケットマルシェ(本社:岩手県花巻市、代表取締役:高橋 博之、以下 「ポケットマルシェ」)は、一般社団法人日本食べる通信リーグ(所在地:岩手県花巻市、代表理事:高橋 博之、以下 「日本食べる通信リーグ」)の事業およびNPO法人東北開墾(所在地:岩手県花巻市、代表理事:高橋 博之、以下 「東北開墾」)の「東北食べる通信」事業を譲受いたしました。

【概要】
 ポケットマルシェは、日本食べる通信リーグが行ってきた、食べもの付き情報誌「食べる通信」の普及・多地域展開の促進に関わる事業および、東北開墾が行ってきた、「東北食べる通信」の企画・運営に関わる事業を譲受いたしました。2020年5月1日より、ポケットマルシェが当該事業を運営いたします。

【背景】
 ポケットマルシェと食べる通信は、食材の魅力のみならず、生産者のストーリーを深堀りして消費者に伝えることを重視してまいりました。生産者と消費者を直接繋ぎ、ポケットマルシェのビジョンである「共助の社会を実現する」取り組みを、今回の事業譲受によって一層加速させてまいります。

【ポケットマルシェ代表取締役CEO 高橋博之からのメッセージ】
 すべては、9年前の東日本大震災から始まりました。

 岩手県議だった私は復興支援活動から県知事選挙へ挑戦し、敗れました。その後、事業家に転身し、2013年にNPO法人『東北開墾』を設立し、「東北食べる通信」を創刊しました。被災地で露呈していた一次産業の衰退は、議員時代からの最大の問題意識でもありました。その根本原因を、生産者と消費者の分断に見た私は、食べ物付き情報誌という手段で解決していこうと考えました。

 その後、全国各地から、自分たちの地域にも同じ課題があり、食べる通信に参加したいとの声が上がったため、一般社団法人『日本食べる通信リーグ』という受け皿をつくり、横展開しました。さらに食べる通信で得た知見を日本社会に全面展開すべく、株式会社『ポケットマルシェ』を立ち上げ、現在に至ります。

 一次産業の衰退は加速度的なスピードで進んでいます。そこで、3団体の各種経営リソースを統合することで、解決のスピードを上げ、社会インパクトの最大化を目指す決断をしました。全国各地の食べる通信の仲間たちと、東京のポケットマルシェが有機的に連動し、生産者と消費者が連帯する社会をつくることで、日本の一次産業再生に全力で取り組む所存であります。

【⾷べる通信について】
 食べる通信は、ネットから申し込み可能な定期購読型サービスで、独⾃の哲学でおいしい⾷べものを作り続ける⽣産者にクローズアップした特集記事とともに、その作り⼿による⾷べものをつけてお届けしています。北は北海道から南は九州・鹿児島まで、全国で約30の地域プレイヤーが運営・発行を行っています。

【関連URL】
食べる通信:https://taberu.me/
東北食べる通信:https://tohokutaberu.me/

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