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東京証券取引所グロース市場への上場承認に関するお知らせ 〜日本初、NPOとして創業した企業が上場するインパクトIPOへ〜
2023.11.13
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「都市と地方をかきまぜる」をミッションとする株式会社雨風太陽(本社:岩手県花巻市、代表取締役:高橋 博之、以下「当社」)は、本日、株式会社東京証券取引所(以下「東京証券取引所」)より、当社株式の東京証券取引所グロース市場への新規上場が承認されたことをお知らせいたします。東京証券取引所への上場日は2023年12月18日(月)を予定しており、同日以降は同取引所において、当社普通株式の売買が可能となります。ここに謹んでご報告申し上げますとともに、創業以来支えてくださった全てのステークホルダーの皆さまのご支援、ご高配に心より厚く御礼申し上げます。

 

【上場承認にあたって 当社代表取締役 高橋博之より】

 

 

この度の上場承認は、日本で初めて、NPOとして創業した企業が上場を実現する、インパクトIPO(*1)となります。株式市場において、社会性と経済性の両立を追求する挑戦が、ここから始まります。

 

▽雨風太陽について

元々、当社は東日本大震災をきっかけに生まれた会社です。2011年当時、岩手県議会議員として東日本大震災の被災地で復旧・復興に関わる中で、生産者と消費者が直接交わることで双方にポジティブな影響を与えることを体感したことから、「都市と地方をかきまぜる」というコンセプトを着想しました。そしてNPO法人「東北開墾」を立ち上げ、“都市と地方の分断”という社会課題に対し、食を介して“都市と地方をかきまぜる”ことでその解決を目指してきました。

 

2016年、取り組みをさらにスケールさせ、課題解決のスピードをあげるために、株式会社ポケットマルシェを設立し、同年に日本初の産直プラットフォーム(*2)「ポケットマルシェ」を開始しました。「ポケットマルシェ」は消費者と生産者の関係性を深め、多くの関係人口を生み出してきました。

 

しかしながらその一方で、再膨張する東京の裏側では地方の過疎化の問題が深刻化しています。人口減少による、働き手の減少や地方から都市圏への人材の流出が続けば、地域は存続していくことができません。そこで当社は“関係人口の創出”をインパクトとして捉え、その影響を最速で最大化し、地方の衰退に歯止めをかけるために、この度、株式市場へ上場し、社会性と経済性の双方を追求する道を選択しました。

 

▽日本初、NPOとして創業した企業のインパクトIPOへ

当社はインパクト創出において、 2050年までに日本の人口の20%にあたる2000万人が関係人口となり、主体的に関与し続ける地域を持っている社会を目指していきます。そのために定めた、関係人口創出に紐づく3つの指標をインパクト指標とし、財務諸表と同様の重要性を持って企業活動を進めていきます。インパクト指標を経営指標の一部として、今後も上場企業に求められる法定開示の中で開示を行っていく予定です。

 

当社では2020年より、一般財団法人 社会変革推進財団(SIIF)と協働し、IMM(インパクト測定・マネジメント)を始めました。そして、IMMを実施することで明らかになる、社会性と経済性の両面におけるポジティブな影響とその過程を開示することで、当社のビジョンに共感する仲間を増やしたいとの考えから、インパクトレポートの発行(*3)を行っています。

 

▽社会課題とインパクトスタートアップの未来

現政権は、「新しい資本主義の グランドデザイン及び実行計画」において”インパクトスタートアップに対する総合的な支援”を掲げています。現代の社会課題は多様化し、もはや社会課題の解決は政治や行政だけが担う時代ではありません。社会課題の解決を、成長のエンジンにするスタートアップがどんどん生まれていかなければなりません。当社は、”都市と地方の分断”という社会課題を解決する企業として先陣を切ってインパクトIPOに挑みます。是非、ご注目いただければと思います。引き続き、皆さまの変わらぬご厚誼を賜りますよう、お願い申し上げます。

 

*1:インパクトIPOとは、①ポジティブなインパクトの創出を意図している企業が、インパクトの測定およびそのマネジメント(Impact Measurement & Management, IMM)を適切に実施していることを示しながら、IPOを実現すること。さらに、②IPOに際して、インパクトの追求とIMMを継続的に実施できるよう、当該企業を取り巻くステイクホルダーに対して、インパクトおよびIMMの状況を説明し、インパクト志向の資金提供者からの資金調達をめざすことで、企業価値の向上を図ることである。

(一般財団法人 社会変革推進財団 インパクトIPO実現・普及に向けた基礎調査より)

 

インパクトIPOについては、GSG国内諮問委員会主催のインパクトIPOワーキンググループにおいて議論が進められており、当社取締役の大塚も委員として参加しております。詳細につきましてはGSG国内諮問委員会インパクトIPOワーキンググループの最新の議事次第をご参照ください。

https://impactinvestment.jp/news/research/20231030.html(「インパクトIPOワーキンググループ」(第4回会合)議事次第)

 

*2:宅配業者とデータ連携することで伝票の印刷等も不要なスマートフォンで完結する一次産品に特化したサービスとして日本初。

 

*3:当社インパクトレポート

https://ame-kaze-taiyo.jp/wp-content/uploads/2023/11/2310_amekazetaiyo.pdf

 

【その他詳細】

新規上場承認に関する詳細につきましては、日本取引所グループのウェブサイト「新規上場会社情報」をご確認ください。

 

・日本取引所グループ「新規上場会社情報」ウェブサイト

https://www.jpx.co.jp/listing/stocks/new/index.html

 

【ご注意】

この文書は、当社株式の東京証券取引所への新規上場の承認について一般に公表するための記者発表文であり、日本国内外を問わず、一切の投資勧誘又それに類する行為を目的に作成されたものではありません。 投資を行うに際しては、必ず当社が作成する「新株式発行並びに株式売出届出目論見書」(並びにその訂正事項分)をご覧いただいた上で、投資家ご自身の判断で行うようお願いいたします。 「新株式発行並びに株式売出届出目論見書」(及びその訂正事項分)は引受証券会社より入手することができます。

 

【ポケットマルシェについて】
ポケットマルシェ( https://poke-m.com/ )は、全国の農家・漁師から、直接やりとりをしながら旬の食べ物を買うことができるプラットフォーム。提供は2016年9月。現在、約8,000名(2023年11月時点)の農家・漁師が登録し、約15,000品の食べ物の出品と、その裏側にあるストーリーが提供されている。新型コロナウイルス感染拡大をきっかけに食への関心が高まり、ユーザ数は約13.7倍、注文数はピーク時に約20倍となり、約71万人の消費者が「生産者とつながる食」を楽しむ。

 

ポケマル公式X(Twitter):https://twitter.com/pocket_marche

ポケマル公式Instagram:https://www.instagram.com/pocket.marche/

 

【会社概要】
会社名: 株式会社雨風太陽

代表者名: 高橋博之
所在地: 岩手県花巻市大通一丁目1番43-2 花巻駅構内

東京オフィス: 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-26-5 金子ビル3F
事業内容:
・個人向け食品関連サービス

CtoCプラットフォーム「ポケットマルシェ」、サブスクリプションサービス、食材付き情報誌「食べる通信」、ふるさと納税プラットフォーム「ポケマルふるさと納税」の企画・開発・運営

・個人向け旅行関連サービス

ポケマルおやこ地方留学の企画・実施

・企業・自治体向けサービス

自治体支援サービス、法人向け食材販売等の企画・実施

URL:https://ame-kaze-taiyo.jp/

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